2月6日に組付け開始して、組付け完了が2月28日となりました。
なんでそんなに時間がかったか、記録しておきます。
●時間がかかった原因
①全体レイアウトを変更して、大型ケースとIMUケースを新規に製作した。
当初は、2個のRoverは、それぞれアンテナの下部に収納させる予定でしたが、
スキーのTopとTailに大きなRover BOXを配置すると慣性が重くなってスキー操作の邪魔になる
だろうということで、全基板をセンターBOXに収納することになった。
=>当初昨年のSTA24のケースを2個を連結してましたが、メイン基板とBase基板が厚くなってしまってSTA24ケースにはいらなくなったので、大型ケースを造形することになりました。
≒>4階建て基板の配線をやり直すのも大変で、ケース内にはいった場合の余裕体積におさまるように試行錯誤で配線しました。
=>更に、捻れ検出用のIMUはTopに設置しないといけないので、小型のIMUケースも新規設計しました。
②曲げセンサの校正をやった
3Dプリンタの造形は、大型ケースだと24時間かかって、更に防水塗装して、1日乾燥して、更に2重塗りして乾燥させるので
1週間くらいかかるので、乾燥時間中に曲げセンサの校正実験をしました。
③防水ケースへの信号線配線で1週間かかった
・3個のアンテナから同軸ケーブルでSMAコネクタ中継でメインBOXへ3本入れる
・ひずみゲージアンプからの信号線を1本入れる Aコネクタ 5ピン
・TopのIMUからの信号線を1本いれる
・全体の電源と マイコンの通信用のUSB線1本いれます。
Teensyは、外部電源用の設定なので、USBから5Vをいれても動作しないので、USB線をばらして、5VとD+D-線を2ピンのコネクタ2個で分割してTeensyにいれないといけません、USB線をばらしますが線が太いもので、
赤=5V、黒=GND、白=D-、緑=D+ となっているUSB線を探します。USB線によってはD+が白で逆のものがあるので、USBコネクタ基板でチェックが必要です。私は、テスターにUSBコネクタ基板をつけて、常にチェックできるようにしてます。
最初に回路の火入れをするときは、万一のショートの防止のために、必ずUSBコネクタをコネクタ基板にさして5VとGNDが導通してないか、GNDと5Vが基板にはいっているかをチェックします。USBコネクタ基板には、ピン配置が書いてあるので、調べたい線をさして
D+D-が何色線になっているのか調べます。
USBコネクタ部をばらして2ピンずつに2分割してTeensyに供給します。
④スキーへの配線
●以後
取り付けが終わっても即通電すると危ないので、ケースに収めない状態で、1デバイスずつに通電と信号チェックするので、専用のプログラムを作りながら 個別の動作チェックして、全部おわったら、全体のログプログラムを走らせてデバッグします。
デバッグが終わったら、ケースに収納させて、全配線をジョン版用に固定して、最終テストします。
RTKの場合は、室内では最終テストできないので、庭に置いて屋外でテストするので、屋外で簡単にテストできるモニタープログラムもつくらないといけません。これらのテストを3月中旬までにおわらせて3月後半にスキー場で試運転開始します。