スキーのターン弧について、理論値を求めてみました。
スキー板のたわみと角付け角観点で、計算してみました。
●前提条件
①スキーの設計ラディウスが円弧として設計されていること
②角付け角が発生した場合、センターの最小幅部が最大幅と同じ地面に接するようにたわむ。
実際の私が使っているスキー板での計算しました。
●考察
以前のたわみと加重測定では、25kg加重で、たわみ26ミリ発生してました。
今回の計算では、45度角付けで、たわみが25ミリで、ターン弧が9mになってます。
25kg加重は、人が踏めばもっと発生する加重ですので、9mを実現するには、角付け角を45度に
しないといけません。踏む力より角付け角を発生させるほうが重要だと計算結果から読み取れます。
しかし、実際は、スキー板をたわませれば、切れるターンができてしまうわけではないと思うので
もっと、動的なメカニズムを測定していって、切れるターンの解析をしていきます。
※これからの計測に必要な条件
角付け角の測定と板のたわみの測定ですが、たわみといっても曲げとねじれがあるので、ねじれをどうするか
スキー板のどの箇所を何か所測定すればいいのか、もっと、考察が必要です。教科書として、
チューリッヒ工科大学の完成度の高い論文があるので、見ながら検討していきます。
●以後
角付け角の重要性がわかったので、たわみ変形測定と同時に比較していくことにします。