【STA25】STA25構想開発開始<BootsOnのレーサー仕様>

STA24のSkiOnタイプは、更にスキーのたわみセンサをつけて、計測用のSTAセットとして開発を続けます。
SAT25のBootOnタイプでは、新たにアルペンレース仕様版の開発をします。
小賀坂スキーの横田様のご意見をとりいれます。
①スキー板にアンテナなど余計なものがついているのは困る。
②ブーツの先端にアンテナがあるとポールとぶつかって邪魔になる。
ということで、BootsOnのブーツ背部に取り付ける方式を開発していくことになりました。

A:STA25 BootsOnの初めるにあたっての課題
Aー1:アンテナのグランドプレーン板が邪魔にならないか?
=>ブーツ後ろにとりつけるため、背の高いヘリカルが邪魔になるので、パッチにして、
で8x8cmのグランドプレーンをつけて、邪魔にならないか試作検討
Aー2:ブーツの曲面にあわせてしっかり固定できる頑丈な防水ケースの設計試作
=>アンテナと基板全部内臓で、アンテナもSMAでなくMCXタイプにしてコンパクト化
Aー3:レイアウトで、SimpleRTK2Bを使うか、更に小さなMicroにするか検討
=>今までは、箱型のケースだったので、F9P基板の大きさよりもCPUとIMUとSMAのレイアウトで
サイズが決まっていたので、F9P基板は、あまり関係なかったが、今回は、薄型オールインワンなので
F9P基板サイズがきいてくる。
Aー4:パッチアンテナで、受信が大丈夫か
=>つま先のヘリカルアンテナでもスキー装着のアンテナより不良率が高かったので、ブーツ後ろのアンテナ
で支障がでないか、基礎実験をしてみる必要。

Aー5:ログ方式をどうするか
=>STA24では、UDP無線ログだったが、レーサーがタブレットを背負うわけにもいかないので、
SDカードログに戻すか、無線ログでスマホ受信させるか、いずれにせよ、コンパクトなログ装置にする

Aー6:IMUはどうするか
=>高級IMUは、なかなか価格と入手性と本当に使えるのかとリスクが大きいので、メーカーにいろいろ質問して
     時間をかけていくので、とりあえずは、BNO085搭載で1号機は作っていく。BNO085でも±3度程度まで
     でるので、スキーレーサーの必要なものがズレ角だけでないので、実際に使ってみてどういうIMUの性能が
     必要か実滑走しながら、STA26までにIMUを選らべばよいというスタンスでいきます。
    現在のベストIMUは、ADIS16470というアナログデバイス社の産業用IMUです。エプソンのIMUは精度が良いのですが
、最大角速度が450deg/secと狭いため。スキーレーサーのジャンピングターンに追随できないのでNGでした
     https://www.digikey.jp/ja/product-highlight/a/analog-devices/adis1647x-mini-mems-imu-2000-sec

 このIMUの精度がどの程度なのかを実験したのですが、1個7万円台と失敗すると痛いので
     メーカーと相談して確実に使える判断ができるまで検討しようと思います。
    

B:たわみ・ねじりセンサ付きSKI Onシステム
現在ある自作の6分力センサを板にとりつけて、様子をみながら、どうすればたわみ ねじりが測定できるか
検討していきます。左右セットで、レースというよりは、基礎スキーでの詳細なデータ解析用とします。
B-1:6分力センサのどの分力がたわみ、ねじりに向いているか
=>202年に開発した丸棒型6分力センサをスキーにとりつけて、基礎実験して考える


B-2:レイアウトをどうするか。
=>RTKボックスにひずみゲージアンプいれると配線で破綻するので、別途アンプボックスを防水ケースで作る。

 


   

 

●以後

FISポイント見積システムも冬の本番から稼働試験をします。このシステムを開発して、PythonとWEBツールの
新しい使い方を学んだので、STAにもWEBツールとPythonをとりいれていく準備をします。

 

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