【STA24】3Dプリント防水ケース作りその7<コーキング剤でダメ押し>

3回目の試作造形で、3D造形部分の防水剤処理が完成したのですが、逆に肝心のゴムシールでの水漏れが
僅かでに発生しました。30分では見えないのですが50分以上水漬けすると水が浸入してます。
●実験方法を原因解析に切り替え
今までは、水漬けしていたのですが、どこが漏れているのかわからないので、逆に容器内に水を注入して
シール部を逆さにして放置して、水が漏れてくる場所を特定するやり方をやってみました。
傾向として、円柱の下の長方形部分の長辺部分に漏れが発生していて、短辺部分は漏れません。
多分、ネジ締めで、全体が変形したときに長辺方向の変形が大きく隙間ができてしまうのではないかと
推測してます。つまり、今までは、円柱形状だったので、不均一なひずみが生じにくかったのですが、
長方形になることで、不均一ひずみが発生したのではないかと思います。
8番ねじと7番ネジの間からいつも水が漏れてきます。ここがひずんで隙間ができやすいポイントでした。

●対策
①円柱形状に戻す。
全体の体積が大きくなってしまいますが、均等なひずみをあたえるためには円柱が一番です。

②コーキングで隙間が発生してもいいように埋めておく。
建材の世界では、水漏れはコーキング剤を塗って、隙間を埋めるのが常識です。
そこで、建材ようシリコンコーキングの速乾性の速いものを仕入れて塗ってみました。
コニシ ボンドの製品ページ https://www.bond.co.jp/bond/detail/002083003027/
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圧着面全体をベタベタに塗って、シールゴムだけ残すように厚さ2mmくらいでぬりかためて
2日間乾燥させてから水注入試験をしたら、30時間たっても水漏れしませんでした。
ほぼ完ぺきに防水ができたようです。
 

③アルミ板でなく、アクリル厚板で圧着して、圧着面の観察をしながら、実験することにした。
箇所によって、漏れるので、全箇所目視できるようにして、造形ごとに実験観察が必要。

●以後
繰り返し使用でコーキングの効果がどうなるかアンテナ固定部のコーキング防水の試作実験もしないちといけませんので、1月後半忙しいです。

 

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