VCBLアンテナをレガースに組み込んで、収納フレームを作成しました。レガースのまま実験するには、
保持する台が必要なので、回転する台の上に収納フレームを搭載させました。
●検討項目羅列
1)VCBLアンテナをレガースに添わせる配置にする
眺めていると、アンテナがつま先に突き出ているのが不自然なので、もっと、レガース左右に寄せて、振動でフラツカナイようにしたいと思います。
2)アライメント調整作業が結構大変なことに気づきました。
アンテナ間の角度とIMUの固定方向とレガースの装着時の傾き姿勢で毎回アライメントが変化するので、アライメント調整モードを作って、初期にアライメント合わせをしないとデータがそろわないので、アライメント調整システムを作成する必要を認識しました。
アライメント1:アンテナとスキー板の角度初期値合わせ
アライメント2:アンテナ間角度とIMUセンサー内座標軸との角度関係の初期値合わせ。
アライメント3:レガース装着毎に、ずれるアライメントをカバー
アライメント4:スキー滑走時にレガースがズレて発生するアライメントズレの補償。
3)身体動作のセンシングを追加(ウェアラブルシステムになるので、身体計測が必須になる)
スキー運動の全現象測定するには
①結果系:RTKでのスキーの軌跡、スキー板の横滑り、スキー板のたわみ、計測
=>これは、STA22で開発してきたことです。
②起因系:身体の姿勢変化によるスキーへの入力(主に重心とスキー板からの反力)
=>これは新規でSTA24で開発したいテーマです。
●ウェアラブルセンシングの仮目標
自分で滑っているときの感覚として、外足の反力ベクトルを内肩に交差するような姿勢をとることで、スキー板がたわんで、カービングの切れが良くなることが経験上判ってます。
そのことができているかどうかリアルタイムで、ライダーに知らせることを仮目標とします。
計測原理:足元のBaseアンテナ位置からIMUのRoll角とPitch角で3次元ベクトルを引いて
肩に設置してあるアンテナとIMUから肩関節の位置に交差するか計算する。
肩部へのRTKアンテナを設置しなければいけないので、背負いザックが必要になるので、
全システムをザックに収納する案を検討してみる。
4)ウェアラブル装備
今までは、レガースに装着するとかラジオハーネスに収納するとかでしたが、今回は、背中のザックに収納して、ザックの上部首の後ろあたりに、アンテナを設置する必要があります。
新たなレイアウトなので、基礎実験をしないと何とも判りませんので、計画を立てて進めます。
●以後
肩へのRTK設置と肩位置検出は、STA24テーマとして開発していきます。