【STA23】MovingBaseアンテナ間極小化してみた<一体型で±3.2度@2σ>

STAシステムのコンパクト化使い勝手改善の課題の中で、MovingBaseのアンテナが2個で50cm以上間隔をおいて設置しないといけないのが大きなネックになってます。これを回避するために、
案1:MovingBaseを止めて、IMUでHeading角を代替にさせる。周期の遅いRTKを補間する意味もあります。
案2:MovingBaseのアンテナ間を極小にして、コンパクト化
=>Headin角精度が落ちることは明白ですが、そんなに精度が要らないもっとコンパクトにしたいという場合は常識外れでもトライしてみるべきと考えてやってみました。

案1は、この6か月で、IMU BNO055では、typical±4度,最悪±10度程度の誤差で相対的Heading角が得られることがわかりました。RTKのheadMotと一致するポイントで補正をかければ絶対的Heading角が得られます。次に 案2の可能性を実験してみました。
●基線長精度確認
基線長は、問題なくσ値5mm以内で全てのパラメータがでてました。


●12cmでそこそこだったので、更に極小化してグランドプレーン一体型アンテナ間6cmも作ってみました。
0,5mm厚さアルミ板100x130に2個ヘリカルアンテナを搭載した超小型一体型MBアンテナです。

レガースに一体型をとりつけてしまえば、スキー用にも歩行計測にも使えます。凄く利便性の向上します。

 

●12cmまでアンテナ間を縮小して、51cmと比較
51cmだとHeading角3σ1.42度ですが、12cmになると3.29度まで低下しました。
アンテナ間BaseLine精度は6mmで両者差がでませんでした。
原理的に距離が短くなれば角度ばらつきが悪くなるのは、寸法的に納得できます。
ATAN(1/51)=1.123度 ATAN(1/12)=4.76度 ATAN(1/6)=9.46度ですが、
実際は、近づくにつれ、座標誤差がへっていって、51cmに対して
12cm:2,9倍の±3.3度、6cm:4,8倍の±5.4度となってます。(3σ計算)
2σなら、6cmでも±3.6度なので、実際に使える試してみる価値はある精度ではないかと思います。

しかし、IMUの4度から10度にばらつきを考えると全然良い精度です。

更に、極小化しました。

 

●6cm グランドプレーン一体型でもほぼ距離に反比例して、精度落ちます。
さすがに、5.5度はIMUといい勝負になってしまいますが、2σなら3.6度なので
信頼性から比較するとIMUよりは相当マシだと思います。
6cmMB一体型アンテナセットで実使用で試してみる価値がありそうです。
下表は、静止時の測定で、Heading角ばらつきσで1.827度でした。
aveは、アンテナ間距離で、6.763cmで3σで0.54cmですので、MovingBaseの精度がでてます。

スキー靴に合わせてレガースつま先にとりつけてみました。

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