【RTK22】F9P基板上にNTRIPレシーバー載せた_半日でできた<XbeeスロットへWiFi基板挿す>

アイデアがでて、WiFi-NTRIP-MASTERを真似してNTRIPレシーバーを作ってみました。
スペインから輸入すると1個1万円近くかかるので、自作すれば安く早く作れます。半日考えて、アイデアがでたので半日かけて作ってみました。Xbeeスロットへ挿せるESP8266基板をアマゾンで見つけました。
しかし、技適無しWiFiだったので、電波監理局へ技適無し製品を使用する届け出をして、180日間使用許諾を得ました。30分で申請して即使用OKでました。これからは、技適障壁を考慮せずに選べるので、無線モジュールを使った開発の自由度とコスト削減が向上します。
※今回の基板は、中国製で技適がないものなので格安です。技適に関しては、売り買い自由ですが、勝手に使用すると法律違反になりますが、同じ基板仕様で技適取得製品を探す手間より、総務省の「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の電子申請で180日間実験で使用できる制度があります。申請した直後メールがきて180日間使用できるようになります。(マイナンバーカードとICカードリーダーがあれば30分で申請して自動返信メールが来たら使用開始できます)
詳細はこの記事 【RTK22】技適無しWiFiモジュールを180日使える申請方法備忘録<簡単迅速です>
今回は、アマゾンの
技適無しの基板の穴が大きくてピッチ変換に丁度良かったのですが、ピッチがあうかどうかわかりませんが秋月の基板があります。他にもちょうどいいものを探索していきます。ちなみに、WiFiNTRIP MASTERはスペイン製ですが、日本の技適適応です。
個人の電子工作で、中国製のWiFiモジュールが必須となりつつありますので、技適無しでも使える道筋ができれば、各種基板の選定自由度、コストダウンと電子工作活動へのメリットが増大しますので、信州MAKERSでは、技適に関しても新たなトライをしていきます。

●アマゾンの格安ESP8266をゲット
中国製の怪しげな製品なので、同じ製品の在庫が常にあるかどうかわかりません。
このピン配置でピンホール穴が大きい基板はこれしかないかもしれないので、6個買って在庫してあります。
基板のピンホール穴が普通より少し大きめであることが重要です。
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●ESP8266基板を眺めていたらアイデアがでた。
①TXピンの位置が同じだった。
NTRIPレシーバーの場合受信したデータを吐き出すだけなので、UARTのTXピンだけあれば、いいので、レシーバーのTXピンがSimpleRTK2BのXbeeスロットのTXに刺さればいいだけです。電源は、別コネクタで供給すればいいので、ESP8266基板のTXがXbeeスロットのTXにはまればいいのですが、丁度左上にあって、XbeeのTX位置と同じでしたので、スロットに合わせてみました。


②Xbeeスロットに2.54ミリピッチ基板を差し込めることを発見
2ミリピッチのピンヘッダをスロットに差し込んで、ESP8266基板を刺すと
ピッチが合っているピンが3-4か所あるので、ピッチの合わないピンを抜いてみると
なんとぴったり刺し込めることを発見しました。穴が通常より大きめに出来ているためです。
歯抜けですが、3本だけはピッチが合います。計算では公差0.4mm以内で合います。
Xbee: 0mm-2mm-4mm-6mm8mm10mm-12mm-14mm-16mm-18mm  
 2.54基板:0mm-2.54mm-5.08mm-7.62mm10.16mm-12.7mm-15.24mm-17.78mm
下図のように、3ピンだけなら無理なく刺さりました。


右側(奥の3本)も同様な2本歯抜けで上手く刺さります。

見事に刺さって満足です。

③電源ラインはどうするか
EPS8266は、ESP32よりは電流は食いませんが、100-160mA食いますので、5V入力を太い線でいれます。
SimpleRTK2Bの5VOutに2ピン半田付けして、ピンを水平に曲げてXHコネクタを差し込むようにしました。

基板上の5ピンは、入力では使えないみたいなので、USBマイクロから電源を入れることにしました。

USBマイクロは、半田線がちぎれやすいので、半田付けした後に、2液の10分硬化エポキシ接着剤で固めてしまいます。ショートと断線を防げます。

●ESP8266へプログラムを書き込む
RTK21で作ったM5Stick,Atom用のプログラムを #include <ESP8266WiFi.h>と書き換えて、
やり方は、昨年の記事を見ながらやってみてください。ある程度Arduinoのプログラムが判る方用です。
TXピンがSerialです。USBと同時に出力されるようになってます。バイナリでF9Pに渡します。
ESP8266の設定方法は、WEB検索で大量にでてきますので、そちらを参考にしてください。
私のプログラムは、GISTにおいてあります。
記入が必要なのは、WiFiのssidとパスと善意の基準局のIDです。
https://gist.github.com/dj1711572002/fd395ff6ffc8fb89a30f60bc67909601
ライブラリは、GLAY-NTRIP-CLIENTです。
https://github.com/GLAY-AK2/NTRIP-client-for-Arduino

●注意点
注意点1:TXピンの差し込み位置を間違って左一番上の3.3Vに差し込まないこと。
注意点2:3本で支えているので、動かすと抜けやすいので、輪ゴムなどで固定しておくとよい
注意点3:2ミリピッチのピンヘッダを何本も使うので、多めに購入しておいたほうがいい。
秋月とかアマゾンで売ってます。

●机上動作確認OK=>Ucenterで単独RTKのFIXは20秒くらいでOKでした。
今回は技適非適応のため、机上動作確認だけです。
現在、180日使用申請を総務省におこなっているのでOKなら使うことができます。
ダメなら、代用の基板を探します。

 

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