PMM実走したら一発で断線、接触不良に見舞われて、更に、ジュンフロン線でぐちょぐちょ配線していたので、断線箇所も判らないという泥沼状態に入ってます。抜け出すために、線種を変えて半田付け作業から改善を試みてます。
●UEW線の採用
昔から(90年代から)この線がよく使われていたようですが、私が知らなくて試すのは今回が初めてです。
配線作業用のペンがあるらしいのですが今はあまり販売されてません。UEW線の使い方リンクは下記です。
https://tkamada.blogspot.jp/2013/09/blog-post.html
これが90年台の配線のHPです。
http://elm-chan.org/docs/wire/wiring.html
http://qiita.com/7of9/items/f5601a843680f10aa3f4
●実際に使ってみると
使ったのは、アマゾンで一番安い
ノーブランド品 ポリウレタン銅線 0.26mm 20m(±2%)UEW0.26L20
で今まで使っていたジュンフロン線の銅線太さ0.26mmと同じですが、柔らかさが全然違います。
①半田こてで被覆を溶かしてみました。焦げて煙りがでます。
半田粒が接着するようになったら被覆が剥げたということです。
②20Wの半田こてでは、被覆を溶かすのに熱量が不足で時間がかかりすぎるので、即熱型の2段切り替えの半田こてに変更しました。これは、過熱時に90W、普段は15Wという優れモノです。
黄色いボタンを押している時だけ90Wになります。
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gT-02534/
※2019年になってこのコテだと細かな作業がしにくいので、
評判の良いHAKKO DFX-600に乗り換えてます。
https://www.hakko.com/japan/products/hakko_fx600.html
③PMMのジュンフロン剥がして半田付けやり直しました。
今までより柔軟性があるのでまっすぐ張れます。絶縁も付け根までしっかりしてるので、ショートしにくい感じです。
細いから目視で配線経路がよく見えて、検査しやすいです。
④やりにくいのは、1cm以下の短い区間の配線です。
被覆を剥がすのに熱が入るので、片方の半田が再融解して取れてしまいます。短いのでコテがあてにくく被覆の溶け方も悪いです。短い配線は、スズメッキ線でやったほうがいいと思います。
●メリット デメリット
メリット1:被覆部を剥がさないで、半田こてで溶かして使うので便利。
メリット2:被覆厚さが薄いので、柔らかく、まっすぐ張れる
メリット3:細いので、目視検査がしやすい。
デメリット1:被覆を溶かす熱量が必要で半田こてのW数が必要
デメリット2:被覆がこて先に溜まって真っ黒になるので、頻繁に拭き取り作業をいれないといけない
デメリット3:短い配線がしにくい(スズメッキ線のほうがよい)
デメリット4:高い温度になるので、部品モジュールがついてる危険。
●以後
とりあえず、PMM風速計バージョンだけ作って実走行してみます。ツールド東北まで10日を切ったので、必死で練習しないと完走できない筋肉レベル、焦ってますので、ブログ記事も時間を食わないネタでいきます。