【8月30日】ひずみゲージアンプ改良/ロードセル校正台製作/BASEを3Dプリント

※本記事は、2016年8月に作成されたもので、技術的には稚拙な記事で今となってはお恥ずかしいです。
その後2年間でひずみゲージアンプの使い方のノウハウを学びましたので
ひずみゲージアンプをお使いになりたいかたは、最新の記事をご覧ください。下記3つの基礎学習を読んで理解すれば
ひずみゲージ応用の電子工作は、すべてできるようになると思います。事例は、パワーメーターと6分力計のカテゴリーにたくさんありますのでサイト右上にある検索からキーワードをいれれば関連記事がたくさんでてきます。
信州MAKERSでは、ひずみゲージ応用技術をもとにIOTセンサを開発をしてます。

【PMD2018】基礎学習2回目<HX711とロードセル接続>

【PMD2018】基礎学習1回目<オペアンプと計装アンプの違い>

【PMD2018】基礎学習3回目<ひずみゲージブリッジ組み方>

●ひずみゲージアンプ改良

中華ロードセルたくさん仕入れてあるのですが2Kgと20Kgでは、ひずみゲージの抵抗値が同じでも出力電圧が小さいのでゲイン抵抗値を変更しなければなりませんでした。いろいろあるので固定抵抗では面倒なので可変抵抗に変更しました。

更に、日曜日に東京に行ったついでに仕入れた端子台をとりつけました。端子台でかいので、2CH仕様をやめて1CH仕様のアンプになりました。ひずみゲージは微弱電圧を扱うので、接触抵抗をきちんと管理しないとデータがまともにとれません。

これで、ボリュームをまわして、適当な出力がでるゲインに調整できるようになりました。

●ロードセル校正台
20kgとか過大な荷重を校正するとなると錘でやると大変な苦労をしますので、本開発では、精度を妥協して、そこそこの精度で校正することにしました。ロードバイクの重量測定用のデジタルはかりを基準に校正荷重をかけることにしました。
デジタル計りがどの程度の精度かは、水を計りながら7kgまで測定して検査しました。7Kgで誤差50g程度でした。
表示では、0-10kg d=5g  10-50Kg d=10gと書いてありますが、

Digital hakari

これは、目量といって、最小分解能であって精度とは別物です。
一般消費者向けはかりに関して、経済産業省が市場に出回っている製品の詳細評価の結果を報告しています。中華製が大多数です。
http://www.meti.go.jp/policy/economy/hyojun/techno_infra/26fyshibaichosahoukokusho.pdf

JISB761を基準として、目量にたいして、何倍の精度があるかで適不適を決めてますが。
許容差の定義としては
仕様秤量の1/2以下なら目量の±2倍まで許容
仕様秤量の1/2以上なら目量の±3倍まで許容
となってます。
一般的なはかりの検定J基準は、
http://www.takara-scale.co.jp/law_kenteikousa.htm


ですので、
一般消費者向けのはかりの精度は、等級外ということです。
では業務用はかりとは特定計量器と呼ばれ取引などで使われる検定証がついているもので法律の対象で違反すると懲役もしくは罰金刑があるものです。
今回使う中華はかりは、7Kgで+50gで、目量が5gですので検定外ですが、%だと1%以下なので物理量としては使える精度だと思います。20Kgまでで±100g程度で今回は採用することにしました。
中華ロードセルを引っ張る台を作りました。


のかかるものは、金属もしくは木製のほうがつくり やすいです。
ホームセンタの木材コーナーの端材を売っているのでそれらをストックしておくと治具類をつくるとき便利です。

●中華ロードセルBASEを3Dプリントしました。
3時間ちょっとでプリントできました。

あとは、チェーンテンション測定治具の製作をしてようやくワイヤセンサの校正の実施ができるようになります。

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