【STA25】板の加重位置の検出<机上ではできる>

板の前後にたわみセンサがあるので、前後の変位の比較することで、踏み方の相違がわかるだろうということで、
おもり位置を前後に10cmずらして荷重ー変位測定してみました。

●結果
前後の変位の比率で比較すると比率=前センサの変位 /後ろセンサの変位の比率が違うことが判りました。
中心荷重    比率=-1.46  (マイナスは後ろセンサがマイナス出力になっているため)
前10cm荷重 比率=-2.1
後10cm荷重 比率=-1.1

元々、後ろセンサの変位が小さいので、1.46倍前が多いのですが、前に荷重することで2倍ほど増えてます。
逆に後ろ荷重なら1.1倍と前後均等変位となります。

●方法備忘録
荷重は、単純はり想定の固定方法です。

●センサ単体の変位係数
ダイアルゲージで測定した結果

●モニタープログラムでの換算処理
モーメント換算してみると、加重位置と前後のモーメントの比率は荷重によってばらついて非線形でした。

モーメントの計算に理論値を含めているので実際と違ってしまっていたのかもしれません。

変位だと荷重によって、比率がばらつきませんでした。

変位の計算は、電源オンで無負荷時点で、ゼロ位置として下駄をはかせておきます。

//ADSデータモーメント バランス計算
float top_slope=-79.5756511645381;
float top_intercpt=50845766.9731456;
float top_moment=top_slope*(float)data2chi+top_intercpt;
float tail_slope=89.3518410266578;
float tail_intercpt=-72262989.3384228;
float tail_moment=tail_slope*(float)data1chi+tail_intercpt;
float TT=top_moment/tail_moment;//Moment比
float topcef=108971.428571429;//digit/mm
float tailcef=234285.714285714;//digit/mm
float topdisp=(float)(data2chi-geta2chi)/topcef;
float taildisp=(float)(data1chi-geta1chi)/tailcef;
float TD=topdisp/taildisp;//DISP比

ソースは、こちら
https://gist.github.com/dj1711572002/1966945bc7a211d317b7c3fa141a813d
●以後
実際のスキー板は雪面に接しているので分布荷重で複雑な変形をするので机上での加重位置のような単純にはならないと
思いますが、まずは、基本的なデータを検証しておかないと複雑な現象の解析時に困るにでやっておきました。

来週には、スキー場実測できそうなので、スキー板の穴埋めとワックスかけ防水チェックなどスキー場計測の準備にはいります。

 

 

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