【道具】圧着コネクタJST XHからMolex Mini-Latchへ変更<工具IWISS2549の使い方>

パワーメーターを本格実装するために、センサからのコネクタと圧着工具をそろえました。
 今まで、秋月でJST XHコネクタシリーズを使っていたのですが、今一ちゃちい感があって
ロードバイクへ実装するには、耐久性信頼性で不安がありました。
 そこで、昔からのブランドであるMOLEXの圧着コネクタで手ごろなものをさがしました。

●MOLEX Mini-Latch 2.5mmピッチ
モノタローで扱ってました。
XHより大きくてしっかりした感じです。価格ですが、
コンタクトは、XHの3倍で1個6円です。
https://www.monotaro.com/p/7594/0006/
コネクタは4ピン用で1個7.4円です
https://www.monotaro.com/g/00695999/
ヘッダーは4ピン用で1個84円します。https://www.monotaro.com/p/4117/4553/
この価格は異常なので、仕入れ上の都合ではないかと思うので、
他を探したほうがいいです。

●コンタクトの選び方
 圧着作業の良否はコンタクトと工具がマッチしているかで決まります。上がMOLEX mini-latch  下がJST XHです。
外観からもMOLEXがしっかりしてます。

XHのコンタクトとmini-latchのコンタクトの寸法を比較してみます。型番は、リン青銅のほうが性能がいいので
50802-8100を選びます。
https://www.molex.com/pdm_docs/sd/508028100_sd.pdf


JSTXHコンタクトはMOLEX mini-latchより2ミリも短いので、圧着しにくいです。

●圧着工具選び
圧着工具が難点で今まで、電工ペンチを使っていたのですが、2か所を2回に分けて圧着して、ちょっとしたズレでうまくできかったりして失敗が多く、手間もかかってやる気になりませんでした。
そこで、こちらのページで紹介があった
https://fumimaker.hatenablog.com/entry/2019/06/16/220408

安くて1発で圧着できるラチェット式工具
IWISS-SN-2549をアマゾンで購入しました。2390円なので非常にお買い得です。使い方は、アマゾンの購入者評価で
丁寧に説明されている方がいて助かりました。


これは中型大型コネクタ用で、XHやmin-latchは、小型なので一番先端の厚さが4㎜部分でカシメます。
●圧着作業備忘録
XHとmini-latch両方を圧着してみました。
①最初にビニールケーブルを圧着する大きく開いた部分を
U字型になるようにペンチで少しはさみます。こうすれば、圧着工具のU字谷にすんなりと収まります。

②先端の厚さ4㎜部のU字谷にはめ込みます。
XHは短いのでぎりぎりでセットします。エッジを面位置をぴったり工具面と合わせることが重要です。

mini-latchは、長さに余裕があるので、エッジを面に合わせるのも簡単です。

③ケーブルを3~4㎜向いて差し込みます。


④手で握って一気に潰します。
ラチェットが効いているので、思い切りやっても大丈夫です。ラチェットが外れたところで、戻します。
U字谷のめり込んで、綺麗に圧着されてます。

⑤仕上がり比較
XHもmini-latchもきれいに圧着できました。

⑥コネクタへのはめ込み
mini-latchは、抵抗なくスーッとはいって、ロックされます。精度がいい感じがします。

XHは、ピンセットで押しながら入れないと入りませんでした。精度が劣っています。
mini-Latchのコネクタは樹脂の材質がエンプラで硬度が硬く強度感がありますが、XHコネクタは、柔らかく剛性感がありません。あきらかに耐久性はMOLEXが上だと思います。

mini-latchには、抜く場合の穴までついてます。

●以後
こんなに簡単に圧着コネクタが作れるようなったのでこれからは、MOLEXを多用する電子工作をやっていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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