【RTK】古野電機のGNSS変位測定事業撤退記事<RTK業界の凋落>

正月早々、不景気な話題ですが、昨年からUbloxの異変に起因する、RTK業界の撤退の波が日本メーカーにもきてました
https://www.furuno.co.jp/news/notice/notice_category.html?itemid=1593&dispmid=1039

●詳細
サポートが22029年ですので、5年間は、交換部品を在庫してサポートするけどそれ以後は廃棄です。
通常のメーカーのやり方です。どのチップを使っているのかは不明ですが、RTKチップであることは間違

 

●商品のページ

https://www.furuno.com/jp/systems/terrain-monitoring/#Feature

RTKを解説してますが、単語は一切使ってません。技術内容をあまり解説したくないみたいです、

●感想

やはり、RTKチップを自社で生産できないので、チップメーカーが撤退するとなると製品を止めないといけなくなります。

RTKチップは、ソフトウェアの塊ですので日本メーカーのソフトウェアの弱さが、RTK分野に顕在化したということだと
思います。
しかし、学会では、興味深い動きもあります、GNSSチップをFPGAで作ろうとする活動です、SDRと言います。
RTKLIBで有名な高須先生が係わっておられますので、ソフトウェアメインでGNSSを盛り上げようされてます。
https://gnss-learning.org/information/%E3%80%90%E5%8F%82%E5%8A%A0%E8%80%85%E5%8B%9F%E9%9B%86%E3%80%91%E3%80%8C%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2gnss%E5%8F%97%E4%BF%A1%E6%A9%9F%E3%81%AE%E9%AB%98%E7%B2%BE%E5%BA%A6/

 

私の理想は、チップでなく高性能マイコンでリアルタイムRTK計算処理したいのですが、SDRは、これに近いですが、
高須先生にお聞きしたら、既存のUblox Septentrio Unicoreの製品を超える性能はでないそうです。

しかし、この発想は、素晴らしく将来性をみた方向付だと思うので、注目したいと思います。

 

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