【STA25】テール側BendBar取り付けてトップーテール同時負荷<滑車の抵抗課題>

テール側にもBnedBar設置しました。同じサイズ同じ構造です。ネジ類は簡易止めですので、本番は、SUSの六角ネジ使います。
防水ケースもつくらないとけないので、完成は11月ごろとなります。

●負荷方法
 トップとテールを同時に引っ張ってたわませるためにセンターの三角支柱てっぺんに滑車取り付けました。


●計測方法
同時に引っ張るのですが、テールは剛性が高いので、変形がすくないので、カナ尺では読めないので、ダイアルゲージで変位を測定します。

ダイアルゲージ1周が1ミリなので、1周ごとに静止させてデータをログしながら、トップのカナ尺の目盛りの写真を撮って記録

●データまとめ

トップの1CHとテールの2CHがゲージが上下逆になっていて、プラスマイナスが逆になってしまったのでCPLTで2Chにマイナスを
かけて変形向きをした向きにそろえてありますが、実際は、正負逆にデータです。

●回帰データ
結果1;2chのテールは、1ミリずつの変位をあたえたときのブリッジ出力は、線形で0.9998でている。
結果2: 1chのトップは、相関が0.9987と悪い。
結果3:2chと1chの変位同士の相関も1chの直線性がわるいため0.990しかでてない。

考察1;負荷治具として、0.99しか線形がでないのは 滑車がテンションに比例して回ってないでフリクションになってしまていると考えられます。

考察2:センサ付け根から負荷位置までの距離はトップが610mm テールが380mmで、剛性が均等で同じなら変位は62%減るだけだが

実際は、テール1mm変位に対して、トップ5㎜と4.57倍差がある点から、テールの剛性がトップの4.57x 62%=2.8倍と

テールの剛性が高いことがわかる、これは、カービングスキーの基本的設計だと思われます。トップで舵をとって、テールで切っていく
という分担でカービングターンを仕上げているのだと思います。板によっても随分違いがでると思います。設計意図とデータをみてみると
面白いので、小賀坂の横田様と相談してみます。

●以後

滑車をベアリング入りの大径のものにして、テールとトップのテンションが均等になるように改良する。
BnedBar単体での精密なキャリブレーションを再度やって、トップとテールのセンサの差を把握しておく。
ねじり用のIMUを前後センターに装着して、変形の傾斜角のデータもとる
ワイヤーに引っ張りゲージをつけてテンションも管理していく

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