BendBarの先端固定方法10日ほど試行錯誤して、先端を滑節支持で落ち着きました。
※滑節とは
骨組構造において,部材端どうしの接合部分を節点と呼ぶ.特にその部分が摩擦のないピンで結合した状態の場合,その節点を滑節(点)と呼び,このような節点群ですべて構成されている骨組構造をトラス構造という.
この構造をとることで、センサの直線性が0.99から0.9997と一桁向上、応力を低く抑えることができた
●滑節にした理由
フリーでは自由振動でNG=>完全固定では、応力が高すぎて塑性変形する=>面でばね抑えだとじわじわ動いて不安定
ばね抑えの線支持で滑節構造としました。
●Bendbarを半分にして、短くした、
実際のスキーターンでは、たわみ曲線は様々なことが想定されますが、
トータルしたモーメントは、ビンディング部に集中してきますので、
板前部のモーメントと板後部のモーメント2chで測定することにしました。
小賀坂の横田様のお話しでは、スキーターンは、前部では、舵取りの役目をして振動しながらターンの方向付けをして
後部でカーブを刻むというメカニズムだそうですがので、前部のたわみと後部のたわみ大きな違いが見られはずです。
●わわみー出力測定
スキートップの高さを10mmずつ持ち上げながら出力を測定して、比例関係がでているか確認しました。
原理は、片持ち梁で、加重の代わりに変位が先端に与えられているという想定で下記公式となります。
https://dobokutime.com/moment_fomula/
公式の通り、加重Pに対して、モーメントM、たわみδ、傾きΘともにPと比例してます。
カナ尺をみながら、ターンバックルをまわして、無負荷の50mm高さから、10mmずつ持ち上げていきます。
ここから、平な部分の平均と分散を計算して、たわみ量(mm)とブリッジ出力(digit)を回帰計算
相関係数0.9997でていれば、センサとして使えます。
●以後
後部のセンサも作成して同様の静的校正を行います。
静的には使えますが、動的でどうなるか、ねじりも含まれた場合干渉がどの程度発生するか、加速度センサをとりつけて実験していきます。