ピーク補正 チャンピオンデータはとれたので、N数を増やして、どれだけ効果があるか調べました。
1本の滑走中で、47%のターンでしか効果がでませんでした。
●結果
03-15-11-40の右足ターン1本でのターンデータの統計値をまとめてみました。
1)オフセット補正なので、ばらつきの平均値(HYsa_ave)がゼロに近いほど誤差が少なくなります。
2)波形を上下に平行移動しているだけなので、全体のばらつきは、補正無も補正有も同じです。
3)補正無しより平均値が小さくなった%が60%以下を合格として黄色で埋めてあります。
4)最後の51番ターンが全滅なので、除外すれば、補正成功率は、12/15=80%程度でてます。
●ピーク補正が効かない原因
①上記のHYsaプロットを番号別にみると 27番と51番が特に効果率が悪いので、グラフをみると
A:27番グラフ
ピーク位置で差がないので、オフセット補正が効かない、誤差波形自体のばらつきを減らさないと改善しない。
B 51番
ラストの停止直前のターンで、スキーの姿勢が通常とは全然違ってしまって、ピーク補正の対象にならないことが判りました。 スキー板の操作の違いで、ピークの一致がみられない場合があるので、その例外処理を別途アルゴリズムを
組まないと、補正の一貫性がえられないことが判りました。
●誤差波形自体の補正が必要
全体の誤差(hjeading角とyaw角の差)を補正無し(水色)と補正有(緑)で波形をみてみると
15ターン中、初期にピークが発生する場合が、8個、他は全体的に盛り上がっている波形です。
スキー板をもって、傾けてみるとyaw角が1-5度くらい平気でばらつきますので、
roll角(黒)が発生するとyaw角に影響があることは間違いありません。
roll角(黒)の出方でどうなるのか、調べていきます。
●その他
10msec補間が結構上手くいったので、ピーク検出の精度が上がってます。
F9Pの遅い周期を補間できているので、実際の現象を取り逃さないで済むのか
もっと早い角速度の運動で、補間と実際をためしてみます。
●以後
Pythonを素早くいじれるようになることで、解析作業が進みますので、どんどんいじって慣れるようにします。
解析に自動化のために、ここのターンのCSVファイルを自動合体する機能も作成しました。
https://gist.github.com/dj1711572002/d8ef7cf72ee88e120b97a93cca8ee742