【STA24】スキー場実測その1<この4年で最高品質>

ようやく、初測定となりました。右足だけですが、ST24の出来具合の先行きを占う大事な一日でした。



●結果概要
スキーターン測定を始めて4年目で、最高の品質のデータが得られました。
理由は、STA24システムの実装方式の改良にあると思います。最終結論は、2024年初夏にだします。
=>GNSS RTKは、アンテナ線の取り回しに非常に敏感なので、実装技術は非常に重要だと感じてます。
①itowロスが0.2-0.49%でした。昨年同コースでは、3-5%でしたから桁違いに改善されました。
②Fix率は、100%達成でした。つまり全点でプラスマイナス3cmが保証された測定になっています。昨年はアンテナが雪に埋もれてFix率が劇悪いことがありました。

③BNO085のrollとheadMotとちょっと比較してみた
 ●STA24では、C#コンソールプログラムをメインで使うのでグラフが書けません。EXCELのグラフは面倒なので
欲しいデータ項目列をEXCELで切り取ってCSVファイルを作って、CPLTに読み込ませることで、時系列グラフ
して、オフセットや、全体の中でどこがどうなのか観察することにしました。自作の流れるグラフよりプロが作ったグラフソフトのほうが具合良いです。 BNOのyaw角(赤)が時々飛んでしまっているのがわかります。オフセット機能で、黄緑のheadMotと合わせて比較できます。台形の上辺と底辺は、直進しているので、headMotと板の方向は、一致しています。ですので、黄緑と赤線は一致しないといけません。ターンの入口(roll角が水平から傾き始めるタイミング)でオフセットをあわせて、上辺から底辺へのラインがターンカーブです。
未だ、BNO085のyaw角が正確にHeadingを示しているかは、MovingBaseと比較しないとわかりませんので、
MovingBaseの組立を急いでやります。


 

●今回見つかった課題
課題1:ヘリカルアンテナの緩み
一度落としたので、そのときにアンテナが緩んでしまったようで、駐車場でセッティングの時に
いつまでたってもFIXしない現象がでて、よくみたら、アンテナが緩んでました。
通常は、1分以内にFIXする実績がある駐車場だったので、おかしいと分かりました。
=>アンテナの周り止め構造をしっかりと作り直す
課題2:SplahTopが時々、IP接続をロストする
5回の計測中1回だけ、Splahtopが使えなくなりました。
今回は、ポケットWiFi1個に全部集中させて、4台ぶら下がっていたのが悪いのか
以後、調査してみます。

●STA24システムのうまくいった点
①ブーツ先端にシステムを配置すると、スキー活動で一切邪魔にならなくて、便利でした。
スキー板も自由に選べるし、スノーボードでも使えるので、万能RTKシステムです。

②UDPの落ちがほとんどない。BlueToothのように一度寸断するとプログラムをリセットしないといけませんが
UDPの場合は、プログラムはずっと待っているだけでいいので、扱いが楽です。

③ブーツの上にあると雪の付きがすくない。

●以後
年取ると毎日スキーがしんどくて、出来ませんので、週1ペースか週2ペースで測定します。
左足に同じシステムを作ると2週間くらいかかるので、今つくりかけのMovingBaseの板直付け方式を急いで
組み立てれば来週早々にMovingBaseとBNO085の比較実験ができます。
データを整理解析しなら、左足は、2月いっぱいできるかどうかです。

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