【STA23】VCBL30cm アンテナトラブルあった<Heading精度±1.1deg以内になった>

VCBL10cmでは、静的で何とかFixできていましたが、歩行しだすと、MovingBaseのRoverのFix率が50%程度に低下してしまう現象が発生したので、VCBL30cmのレイアウトを作りました。

●VCBLでアンテナをいじりだしたときに発生したトラブル
①MovingBaseのアンテナグランドプレーン平面位置関係

MovingBaseは、スキー板とかVCBL10cmでは一枚板に2個のアンテナを取り付けて同一平面上に設定していいたのですが、今回別体で、表題の写真のような上下位置ずれがあるMovingBaseにしたら、RoverがFIXしにくくなりました。アンテナの高さをできるだけ同じ平面上に保つとFIXが従来通りスムーズになります。UBLOXのMovingBase解説書にも書いてありましたが、同一平面上が大事なようです。更に、アンテナ間距離ですが、近すぎるとFIXしにくいです。VCBLだとなかなかFIXしませんが、50cm以上離れているとスムーズにFIXします。F9PのRTKのアルゴリズムが50cm以下に対応してないので勘違いしてしまうようです。

②アンテナの頻繁な取り外しは危険
今回、アンテナを配置を変更するので、ばらして、再稼働させたらアンテナ不通になりました。いろいろ調べたら、何とアンテナSMAコネクタの白い面にゴミがついてました。屋外で、取りはずししたりするとゴミが付きやすいです。無水アルコールで、綿棒とティッシュで丁寧に掃除してからアンテナ取り付けしたらアンテナ回復しました。

③UBLOX MB00アンテナ壊れた
4年も酷使しているとMB00アンテナも不調になりました。4個あるMB00のうち2個不調になりました。
  よく見ると、筐体からケーブルがでてくる部分が折れ曲がって、GNDのシールド網線が途切れて不通になってました。しょうがないので、残っている網線を半田を乗せてケーブル側の網線と接合しました。防水性と耐久性があるので、両面ブチルテープを伸ばしてからぐるぐる巻きにして、巻いてから普通のビニールテープで巻きました。

●VCBL30cm構造
アンテナ1体型のVVBL10cmでは、無理なのでアンテナ別体型にしてブーツの前後に固定する方式にしました。

アンテナは、レガースと別体になりましたが、装着時にブーツに巻きつけて固定するので、足とブーツだけで完結することは実現できてます。STA24のコンセプトである足に一体型のシステムは守られてます。

ブーツに沿わせたアルミ薄板がフィットして、ベルトを回して締め付けると、しっかりとアンテナが固定できました。フロントのアンテナは、ステーでブーツつま先でベルト止めして固定します。

 

●自宅庭での静止精度測定

地上高40cmで、Heading角3σ 1.08度と本来のMovingBase精度がでてますので、
これで、歩行時にどのていどまで低下するかテストしてみる価値はあると思います。

●以後
公園ではなく、スキー場の地形で測定したいので、山の傾斜地にある公園を歩いて測定してみます。

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