新システムは小型化を目標にしているので、電池容量をできるだけ絞って何時間使えるか測定してみました。ただし、スキー場での測定なので、室内の半分以下になるかもしれませんので、バッテリー交換もやりやすいシステムにしないといけません。
MovingBaseシステム | デバイス | 備考 |
Movingbase | SimpleRTK2B lite | 8Hz(125msec)駆動 |
Rover | SimpleRTK2B | 8Hz(125msec)駆動 |
NTRIP接続マイコン | ESP32-Dev-Kit | ポケットWiFiに接続 |
無線出力マイコン | M5 Atom lite | M5Atomlite(親機)に送信 |
モバイルバッテリー | 4000mAh 5V | 薄型85x54x9 |
M5Atomの結線は下図で、ESP32-DEV-KITは、SimpleRTK2Bの電源から供給
■結果
常時500mA付近で消費しているので、500mAhで8時間くらいもつはずですが、実際は2時間40分でした。
結果考察:下にグラフで、転送周期を縦軸、横軸稼動時間をプロットします。電圧も電流も下がってない時でも、電池の電流供給能力が低下するとF9Pの駆動周期が乱れてきて、周期が飛んできます。1周期125msecが250msecになると1個データを飛ばしてしまっていることなのでエラー判定します。通常のデータ飛びは、0.027%程度ですが、頻繁に出てくるようになる時間が寿命と判断しました。F9Pは、電流が不足すると自動的に周期を遅くしてきますので、測定周期が1秒だと電池寿命は、4時間以上もつかもしれません。
●以後
4000mAhの電池が薄くて基板ケースに収まるので、この容量でシステムを組んでみます。スキーの滑走中なので10分程度のサンプリングで、電源を毎回オンオフすれば、20回くらい測定可能なので大丈夫だと思います。予備電池をもって、スキー場で交換できるようにケースの開け閉めできるようにします。