12月にXbeeを載せての接続テストはOKだったのですが、今回SimpleRTK2Bでやったら、GPS->Xbeeランプが点灯しなくなって、通信ができなくなってしまいました。F9Pの設定は膨大なパラメータがあって、何がなんだかわからないので、一度はまるとどうしようもなくなります。
※2022年4月追記、Xbeeは115200bpsで使うとデータ落ちが酷くてつかませんでした。
Bluetoothも同程度の信頼性しかありませんでした。特に動きの測定では無線はダメです。
ここ3年の経験から、無線モジュールは、NTRIP受信用のWiFiモジュールに使ってますが、データログを各種無線経由で行うと、データ落ちが必ず発生します。データ落ちが多少(数%)あっても良い用途なら無線でもかまいませんが、私の場合は、運動動作の計測なので、1データ欠けただけで、計測が台無しになってしまうので無線でのログは、モニター用で使うだけで、メインは、有線でSDカードログしたデータを正式なデータとして使ってます。将来的には、ローカル5Gが個人でも使えるくらいに手頃になったら、5Gでデータログを使おうと思ってます。
※2022年2月追記 F9Pいじりだして、2年経過しても、設定でおかしくなることが多いです。トラブルの多い順にメモします。
⓪F9P設定(特にMovingBase)の設定が難しくて、異常な動作があっても何故か自分で原因解析ができない。
①設定をSENDしたつもりだが、フラッシュに保存されてなかったため、次のリセットで消えてしまう場合が多い
特にポートの設定をしたつもりでできてないトラブルが非常に多いです。特にSimpleRTK2Bliteでは、多発するので、初心者は、SimpleRTK2Bliteは使われないほうが無難です。初心者は、USBポート付きのSimpleRTK2Bが安心です。
②USBを抜き差しを多数回しているうちに、ファームウェアがおかしくなって工場出荷まで戻してもデフォルト動作しなくなるので
ファームを書き換えます。ファーム書き換えを失敗してばかりいておかしくなったら、完全初期化します。
=>最新ファームを急いでインストールしないほうがよい、設定ファイルがファームのバージョンに合ってないと動作しません。
③UBX-CFG-PRTが重要で、ここの各ポートの入出力データ種類とボーレートを必要最小限にしておかないと動作しない場合がある。
=>F9Pは、計算が忙しいので、出来るだけ計算量を減らしてやる必要があります。使わないポート入出力はnoneにしておく習慣必要
④メッセージでも必要ないメッセージは、右クリックdisableにしておくこと、最後にReciever-Action-SaveConfigを必ずしておくこと
⑤NTRIPからのRTCM3をF9P入力で、マイコンで自作した場合は、トラブルが多いです。マイコン自作に慣れた方向きです。
⑥MovingBase10HzでBaseとRoverを距離をおいて設置する場合は、無線化は難しいです。有線でもノイズがあって、オシロでチェックしながらシールド線と結線類のノイズチェックをしないと正常動作しませんので、電子工作慣れた方、向けです。
前回は、デフォルトの設定でできたのですが、今回は、どういうわけか
デフォルト設定でもXbee通信ができなくなりました。UART2のRXでの送信ができないということです。
デフォルト設定については、ublox integration 解説書が原典です。
https://www.u-blox.com/ja/docs/UBX-18010802
ここの11ページからデフォルト等設定の基礎的な説明があります。
設定項目が多く、消化不良で、進みませんが。
●ArduSimple社のフォーラムで聞いてみたら
見本の設定ファイルがあるからそれを使ってくださいとのことで、
訳がわからないものの、使ってみました。
https://www.ardusimple.com/configuration-files/
ここからGITにおいてある ”simpleRTK2B_master.zip”をdownloadします
https://github.com/ardusimple/simpleRTK2B
、解説の絵が古いバージョンのucenterなので、ublox M8/8となってますが、現在のucenter ver 19.11.01では、ublox generation9になってます。
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※2020年12月11日追記
本記事投稿から1年経過した状況です。
Ardusimple F9P SimpleRTKシリーズの設定ファイルが
最新バージョンになってます。2020年6月のF9Pファームバージョンアップ
に合わせて最新の設定に変更されてます。この設定ファイルを使うF9Pの
ファームはHPG1.13です。確認してから書き込みください。
私のファームバージョンアップとMovingBasea設定の記事はこちらです。1日がかりでした。
①ファームのバージョンアップ書き込み方法はいくつか解説があります。
https://drotek.gitbook.io/rtk-f9p-positioning-solutions/tutorials/updating-zed-f9p-firmware
https://www.ardusimple.com/zed-f9p-firmware-update-with-simplertk2b/
②設定ファイルはArduSimple社のブログで解説記事がありますのでその通りやればできます置き場と書き込み解説はこちらです。
この英語ページに書いてある通り正確に忠実にやらないと失敗します。
https://www.ardusimple.com/configuration-files/
ここのページに置いてある設定ファイルは、Arduisimpleの基板の種類
と使用目的別になってます。私はMovingBaseしか使わないので
MB (Moving Base) of a simpleRTK2B+heading kitw
をSimpleRTK2B lite(小さい基板)に書き込んで
Rover of a simpleRTK2B+heading kit
をSimpleRTK2B(大きい基板)をRoverにします。
※他の用途の設定は、私が使ってないので解説できませんが、
Ardusimpleで購入したキット用なので、そのキット名称のついた設定ファイルなら動作します。自前の無線モジュールで接続したい場合は、マイコンでの無線通信のプログラムと配線基板を作れるスキルが必要です。
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●訂正させていただきます,。
ArduSimpleサポート様と相談した結果
現在の同社のmaster設定ファイル群は、M8/8モードでしか正確に書き込めないそうです。
ですので、下記の絵の通りにM8/8モードにしてから
下にあるstore configuration into BBR/Flash に必ずチェックをいれてから
Trasfer File ->GNSS ボタンを押さないと正確に書き込めません
下記解説は、その訂正がはいってませんのでご注意ください。後日正規の方法に書き換えます。
※FAQも和英簡単に翻訳してくれるのでちょっと修正すればいいので、つたない英語でも通じているようです。
https://www.ardusimple.com/qa-forum/
●ダウンロードした設定ファイル群
●UART2に無線モジュールを載せたい場合の設定ファイル
上記ファイルで”srtk2b_bluetooth_FW_HPG112”を使います。
bluetoothの場合はSPP用のモジュールでシリアル接続です
Xbeeもシリアル接続ですので、全く同じ設定で使えます。
◆設定ファイルの読み込み方法
ucenter ver19.11.01 です。
準備1:アンテナはつけておいたほうが結果が見えるのでお勧めです。
私は、2km離れているJP_BIZSTATION様のrtk2go.comNTRIPcasterを利用させていただいているので長野県内全て1-2cm(静止)で接続できてます。
準備2:F9Pをデフォルト設定に戻します。
View>Messsages view>UBX>CFG>CFG で
●Revert to default configuration
=>send押し+Reciever>Action>Save Configと二重に転送します。
こうするとシリアルのボーレートが38400bpsに戻って、
設定書き込みが間違いなくできるようになります。あまりにも高速
なボーレート460800,230400bpsなどで設定書き込みすると失敗します。
これ以下まだ最新版に更新されてませんが、ublox generationi9をM8/8に変更して
➁master設定ファイルの書き込み方法
TOOL>ReciverConfigurationを開きます。
ボタンを押すと読み込みモニターがでてsucccessがでていればOKですが、time outなどがでたら失敗です。
はまりやすいので、動画にしておきました。
動画は訂正版だしますので
消します。