造形が終わって2アクティブゲージ、2ダミーゲージを貼って荷重して様子をみました。
底面をべたでアルミ板の接地させると曲げ変形が拘束されて、モーメントのキャンセルができなかったので、底部中心にワッシャをはさんでM5ボルトでアルミ板を挟んで占めこむと、モーメントがキャンセルできるようになりました。
荷重は、数十gだと荷重時のドリフトが大きいので、270g錘4個で荷重しました。
●荷重グラフ
ドリフトがどの位置でも発生していておちつきません、ダミーにリード線が触っただけでころころゼロドリフトしますので、とても安定しませんでした。CRANKにつけた2ゲージに比べると全く安定しませんでした。
●分析
円筒形状が悪いのか、3Dプリント積層造形がわるいのかを検証するために
塩ビパイプでFzユニットを作ってみます。以前、ねじりモーメント測定で使った
塩ビパイプをカットしてFz2ゲージ法ブリッジ作ってみます。
試しにねじりモーメントを見てみたら実にきれいにねじり抽出できてました。
曲げと軸力のクロストークが非常に少なく収まっている感じです。
●以後
塩ビパイプだとFzもうまくいきそうな気がしますので、FzOKだったら
一気に6分力計を作ってしまいます。そうすることで、3Dプリントの積層構造をどうすれば、いいのかが見えてくるし、簡単に6分力センサを作りたい人は塩ビパイプで
作り方が判れば、そちらのほうが良いとおもうからです。