【PMD2018】i-TensionでCrank2分力校正試した<数分で結果見える>

楽ちん校正作業をめざして、i-Tensionゲージを開発してきてますので、楽ちんにできるかCRANKで試してみました。

 

●クランクの取付が一番手間どった。
バイクに取り付ける前に校正作業の試しに使うので、クランクを校正台の上の空間に固定しました。結構手間どってしまいました。校正作業より取付作業のほうが10倍時間かかりました。

 

 

●校正用プログラム
VBAで測定データをSheetに記録してそのシートのデータを加工してグラフにします。引っ張り力を調整するために、角度と力をグラフ表示して角度と力をみながら引っ張ります。

これだと下向き45度で1495gfで引っ張っていることがわかります。

●鉛直から水平まで角度をふりながら引っ張った場合
クランクを水平固定してあるので、トルクは、鉛直成分で、BENDは、水平成分としてでてきます。ひずみゲージの出力値とi-Tensionで与えた鉛直分力と水平分力が比例していれば係数は一定値になるはずなので、係数を表示しながら鉛直から水平へ引っ張ってみました。1分程度で完了しました。
グラフがすぐでてくるので、今の引っ張りの結果が即見られます。
太い紺色:i-Tension力、青ーi-Tensionの角度
薄い青:i-Tensionの鉛直成分 薄い黄緑:i-Tensionの水平成分
赤線:ひずみゲージTorque/i-Tension鉛直成分=鉛直成分係数
緑線:ひずみゲージBend/i-Tension水平成分=水平成分係数

結果1:赤の鉛直成分係数は全角度でフラットなので、クロストークなくひずみゲージTorqueが出力されていることが分かります。

結果2:緑の水平成分係数は、90度近辺で大きく乱れることがわかりました。
他の角度はほぼ一定で水平分力を出力してます。

考察:ロードセルでも90度引っ張り付近でずれていたので、何かあるかもしれませんが、鉛直成分だけみるとぴったりあっているので、i-Tensionの問題ではないと思われます。水平成分だけ解析が必要ですが、たぶん、せん断力がはいってしまっているのではないかと思います。ここが治らないと2ブリッジで踏力ベクトルがとれるかわかりませんので、以後解析が必須です。

●i-Tenshionの効果は絶大
昨年はおもりをのせて、クランク角度ふって、数時間から数日かけて
校正してクランクのクロストークと係数をもとめていたのですが、
1分で全体が見えるので、対策がすぐ勧められます。i-Tensionで開発時間は
1/10まで短縮できると思います。

●以後
CRANKの解析につかいながら、i-Tensionの使い方確立していきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です