パワーメーターというと駆動部だけという既成概念がありますが、エンジン付きの乗り物ならそれでいいのですが人間が全身で運動している系なので、エンジン部が人体でそれを支えているのがペダルとサドルとハンドルだということですので、ペダルだけでなくサドルとハンドルからの入力も測定してパワーを計算しないと片手落ちで、現在のパワーメーターシステムは概念が古いのではないかと考えてます。そこで、サドルとハンドルからどこまで分力が測定できるかを検討し始めてます。
昔の論文があったのですが、バイオメカニクス系の研究で、メカ屋さんからみると物足りません
https://core.ac.uk/download/pdf/46872121.pdf
http://www.kozuki-foundation.or.jp/ronbun/spresearch/spres07_matsumoto.pdf
●TREKのPrecisionFitがあった
ライディング姿勢をミリ単位で調整しながらベストポジションを探すシステムです。
力センサはサドルに圧力分布を測定する面圧センサがついてるみたいですが
モーションキャプチャして足の動きの解析もしているみたいです。
https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/inside_trek/inform/
https://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/precision_fit/
=>松本にあるバイクランチというサイクルショップに設置してあるということで聞いてみたら
TREKではなくSPECILIZEDのシステムをいれてるそうです。
Body Geometry Fit with Reullというシステムで、TREKとの差は、サドルの面圧分布が
でない点だけど、各種サドルを用意して付け替えて乗り心地を合わせることでサドルへのFITも
見られるそうです。ペダリング動作は、キャプチャーシステムで動作解析をして、規定の角度範囲に入っているかで、判定をくだすそうです。一回4万円くらいかかるシステムですが、これをやらないのとやったのでは全然ペダリングが違ってくるそうです。基本は、乗り手のFEELINGが最も重要で、
数値でいくらだしても乗り手がだめならダメだそうです。
●信州MAKERSで考えるペダリング計測解析システム
人であっても物理法則に従って運動しているはずなので、力を測定することが基本だと
思います。自分の出している力の種類と運動の効率を知ることで、自分の感じている運動と
物理的な運動の感覚を合わせることが重要だと考えてます。
つまり、人間の出している力と運動を結びつける計測システムを作ろうとしてます。
●サドルの解析
左右の座骨があたるところがメインに入力点となると想定して下記もモデルを考えます。
https://lemond.exblog.jp/9994061/
その2点の入力が測定できるかを検討
●以後
実際にこのブリッジを作ってみます。