【F9P高速化】3年ぶりにM9N復活<車載実験で補間NE精度±50mm>

 

3年ぶりに高レートGPS ublox    NEO  M9Nをいじりだしました。
3年前にトライしたのですが、計測精度とプログラミング能力不足で精度まで実証できなかったのですが
2025年からChatGPTでプログラミングの障壁がなくなったので、過去に挫折したテーマを復活させてます。

カメラポール先端にヘリカルアンテナ下のSimpelRTK2B liteを設置して手前にM9N基板を固定してチップアンテナを外だします。USBケーブルをそれぞれに差し込んで、ポール手元まで引き回して、タブレットのucenterを2個立ち上げて同時ログします。とりあえず、車載で過去データと比較、手で振り回すと
gSpeedが倍くらい違っていたので、手で振り回す場の条件の改良をしていきます。

●3年前のテーマ記録

原理 GPSの速度計測に使われている衛星電波のドップラー効果
は、非常に精度がよいことで知られてます。
【RTK22】裏技!GPSドップラーなら高精度でベクトル得られる<M9N衝動買い>

2022/6/4

F9P課題 F9Pの欠点として、計測レートが遅い計測周期200-120msecなので、高速な運動軌跡が計測できない。
アイデア F9Pの120msecの間をM9Nで補間する。積分の誤差は、始点でF9Pの位置でリセット終点まで積分して、次の始点でまたリセットすることで積分誤差の蓄積がないため精度が確保できる。M9Nの25HzPVTのvelN velE velDを積分する。
過去記事1

【RTK22】高レートGPS Ublox-M9N文鎮化修理 その1<SBASって何だ>

過去記事2

【RTK22】高レートGPS Ublox-M9Nいじる その2<M9N速度積分で使える>

過去記事3

【RTK22】F9P高速化試験システム試運転<M9N25Hzで補間して50Hzで出力>

過去記事4

【RTK22】M9N Arm Motion測定で異変<モードの設定次第で化ける>

過去記事5

【RTK22】GPSドップラー解析ツール作り<30kmh以上の実験必要>

過去記事6

【RTK22】GPSドップラー用ローパスフィルタPgm作成<積分精度向上した>

過去記事7

【RTK22】RTK走行軌跡ビューワー<所望のデータを見つけて拡大自在>

過去記事8

【RTK22】F9Pの速度積分の精度検証<高精度変位測定にはPVT以外にRELPOSNEDも必要だった>

走行軌跡をだしてM9Nの補間精度をみたが、基準となるRTK精度が十分でなかったので、十分な比較ができなかった。

PVTだけでは位置分解能が1cmですがRELPOSNERDだと0.1mmなので、RERLPOSNEDを使わないと精度を詰めることができなかったので、本テーマは中断

 

●2025年7月からの再開
過去計測の失敗をもとに、RTKはPVTとRELPOSNEDとSATの3メッセージをログします。M9Nは、現在はチップアンテナですが、感度が悪いため、SMAタイプの外付けアンテナタイプを新たに購入して、測位精度あげます。

①自動車ダッシュボード計測 7月2日
図1:gSpeedのF9PとM9Nのグラフはほぼ一致してます。

図2:headMotを両者でプロットしてもほぼ一致している

 

図3:ヴぇlN velEを両者でプロットしたがほぼ一致

 

●速度ベクトルが一致しているので、F9Pの120msecv区間で積分してNE方向で比較
F9P120msec ,M9N40msecとも10msecの分解能に直線補間して積分した結果(ChatGPTが計算)
 ±50mm程度に収まっていることがわかった。自動車走行で時速40-70kmで、120msec間で
 50mm精度なので、M9N補間は使えると思います。

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