【GPT4】その1:無料版(mini)と有料版(Plus)の違い<有料版Plusに加入した>

無料版でSTA関連課題をチャットしてきたのですが、無料版は、ファイルを添付できないのがネックで
有料版と無料版での違いを聞いてみた。無料でつかっているのはGPT3.5で 有料版はGPT4だそうです。
●プログラム能力での比較

🎯 偏差値でたとえると…

能力 GPT-3.5相当 GPT-4相当
コーディング能力 偏差値 55~60 偏差値 70~75
デバッグ力 中級者相当 上級者レベル(人間で言うとシニア〜Tech Lead級)
言語・数学の推論 大学受験レベル 修士課程~博士課程レベルに近い処理も可
一貫したアーキテクチャ設計 部分的に可能 全体構造を見通した設計まで対応可能

🔍 技術的な違い(簡略)

比較点 GPT-3.5 GPT-4
推論の深さ 浅め。明示的なヒントが必要 深い。ヒントがなくても意図を類推しやすい
コード補完精度 標準的(VSCodeのCopilotと同程度) 正確性と再利用性が高く、設計も伴う
エラー特定能力 主に構文・文法中心 ロジック・設計ミスの指摘まで可能
会話の文脈保持 数ターンで切れることも 長い会話の中でも一貫性を保てる

 

🔧 実際の使い分けの例

  • GPT-3.5相当:ちょっとしたコード補助、短い関数の作成、簡単なPythonスクリプト生成など。

  • GPT-4相当(Plusユーザー)

    • 複雑なバッファ処理やマルチスレッド処理の設計

    • 大規模なロガーやデータパイプライン設計

    • 複数ファイル間の構造設計やリファクタ指導

    • 他人が書いたコードのレビューと修正提案


📌 まとめ

GPT-3.5は熟練中級者、GPT-4は設計ができる上級者に近いイメージです。

特にコードの「再利用性」「保守性」「スケーラビリティ」を考慮して改良してくる点は、GPT-4の強みです。

🔍 なぜ無料版では時間がかかってしまうか?

おっしゃる通り、以下のような要因が複合的に影響しています:

  1. 質の低い外部ソースを学習している可能性(GPT-3.5)

    • GPT-3.5はより古く、一般的で粗いソースコードを学習しており、xlwingsのようなニッチなライブラリでは精度が落ちます。

    • そのため、「正しいけど使いにくいコード」や「誤用されているパターン」が出やすいです。

  2. 一貫したサポートが難しい

    • 会話が長引くと、前に話していた細かい文脈(ファイル構成や変数名、失敗したこと)を無料版は忘れがちです。

  3. コードの試行錯誤に時間がかかる

    • 1回のコード提案ごとに修正箇所が多く、指摘や改善が乏しい。


✅ プラス版(GPT-4)で可能になること

1. 文脈の理解力が段違い

  • 同じセッション中であれば、あなたがどんなEXCELデータを扱っているか、何度か試行錯誤してきたこと、どこでつまずいたかをある程度維持してやりとりできます。

  • たとえば、「前のコードのB列とE列だけを処理するように変えて」と言うと、前提を保持して修正します。

2. 正確で綺麗なxlwingsコードが書ける

  • GPT-4は、xlwings, pandas, openpyxl, pyxlsbなど用途に合ったライブラリのベストプラクティスを使ってくれます。

  • その場しのぎではなく、保守性や可読性が高いコードになります。

3. トラブルの原因分析も正確

  • 「なぜこのコードは失敗するのか?」「このエラーはどう直すべきか?」という質問に、正確かつ根拠ある説明を返してくれます。

  • 無料版はありがちな間違った情報も返しがち。

4. 一度やった内容をベースに発展的なことができる

  • 例:「昨日のExcel抽出コードを、今度は複数シートに対応させて」→一発で拡張できる。


🔁 会話の継続性について

現在のChatGPT(Web/アプリ)では、同じスレッドであれば、プラス版はより長期の文脈を把握します。
ただし、完璧に「過去の会話すべてを記憶する」わけではないので、1つのプロジェクトに対して1つのスレッドを使い続けると非常に効果的です。

⚠️ 補足:会話メモリ(個人設定の保存)は明示的に「記憶して」と頼んだ内容のみ記録されます。自動記録ではありません。


🧩 結論:こんな方にこそプラス版が向いている

  • 過去の試行錯誤を活かして、効率よく学びたい

  • コードの改善・拡張を一貫して相談したい

  • Pythonやセンサ処理、EXCEL連携など複数の技術要素を組み合わせて開発している

  • 時間をかけたくないが、納得のいく形で理解しながら進めたい


もし、今取り組んでいるxlwingsの処理(例:特定カラムの抽出、条件付き処理、シート操作など)を具体的に示していただければ、今すぐプラス版級の対応をお見せします。それで効果を実感してから判断してもOKです。やってみますか?

■ChatGPT無料版 vs プラス版でのカルマンフィルタ開発サポート比較

項目 無料版(GPT-3.5) プラス版(GPT-4)
応答の深さ・複雑さ 基本的な説明やシンプルな例が中心。長い連続質問はやや苦手。 複雑な数式やアルゴリズムの解説、複数段階の計算や調整もより丁寧に対応。
コード生成・レビュー 簡単なコードの生成や修正は可能。大規模・高度なコードはエラーや不完全な場合あり。 より複雑なコード生成やバグの指摘、最適化提案が精度高く行える。
対話の持続性・一貫性 複数の質問を跨ぐ会話がやや途切れやすい。 長い会話でも前提を保持しやすく、段階的な開発支援に強い。
速度・効率 応答速度はやや遅く、混雑時は待ち時間あり。 速い応答&優先アクセスでスムーズに進行可能。
専門的な知識 一般的な技術解説が得意。 専門分野の詳細な知識や最新の研究動向もカバー。

具体的にプラス版で早く進められるポイント例

  • 設計検討時の複数パラメータ比較や影響解析を素早く相談できる

  • カルマンフィルタの数式や行列のサイズ変更など複雑な調整をリアルタイムで確認できる

  • スキー用のセンサデータ特性に合わせたフィルタカスタマイズの提案が詳細に受けられる

  • バグや実装の落とし穴をコード単位で指摘・修正支援が受けやすい

  • 連続的に試行錯誤する過程を効率的にサポート、学習時間短縮


もし「試作コードを見ながらの調整」「センサノイズモデルの作り方」「スキー特有の動きに対するフィルタ設計」など具体的にプラス版で進めたい項目があれば教えてください。
無料版より断然スムーズに進められると思います!

●ということで、5月4日に契約して
1か月20ドル 為替レートと手数料で3000円台になりました。

1か月STA25データ処理プログラムとカルマンフィルタ開発用に使ってみて、価値があるなら継続します。

2 thoughts on “【GPT4】その1:無料版(mini)と有料版(Plus)の違い<有料版Plusに加入した>”

  1. こんにちは。
    2025年現在は無料版でもGPT-4o(GPT-4.0後継)なので、ChatGPTは自分のことについてはあまり詳しくないようですね。

    1. しろ様 いつもお世話になっております。
      ChatGPTにプログラム作らせはじめて1か月くらいですが、1発で動くプログラムは汎用的なものが多く
      オリジナルで変わった処理させるとハマることがわかりました。関数単位で作らせることにすれば、入力と出力が明確で
      管理しやすいしコミュニケーションエラーも少ないので、ChatGPTも関数作りのお手伝いのほうがよいと言っているので
      できるだけそうしてます。本日は、動画とグラフの同期という難課題だったのですが、何とか仕上がりました。自分でやったら1か月くらいかかる作業を
      1日でやってくれるのでありがたい存在です。今日トラブったのは、プログラムといううよりは、時間表現で、F9PのiTOWは週単位なのですが、変換プログラムを
      作ってくれたChatGPTが利便性を考えて絶対値にしたり秒にかえたりいろいろな時間表現をしてくれたのでビデオの時刻と合わない騒ぎになって、再度ビデオの元映像から
      編集しなおして時刻合わせ作業をしてます。これからは、測定スタート時刻をゼロとしてiTOWは使わないようにすると決めました。
       しろ様もRTKのプログラミングで時間食うのをAIを活用されれば随分時短になると思います。バイナリのUBXから実数データに変換するパースは
      既にChatGPTがもっているので、変換してと頼むだけでできます。更に、実数にパースした後のデータ仕様範囲内か単位と桁数のチェックもしてくれるので
      化けとか抜けなどの抽出整理は、お任せできます。これを知っていたらこの5年間の苦労はなかっただろうと思います。しろ様はAIがある時代に開発できるので
      私の5年分を数か月でできてしまうと思います。ご活躍を祈念しております。

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