【STA24】WiFIモジュールをESP32からWizFi360へ変更<ESP32DMASPIライブラリのバグ>

連休中 Teensy4.1とESP32EのSPI接続実験し続けているのですが、ライブラリのバグがでていて
ESP32DMASPIライブラリーをシステムで使うのは将来的に危ないと判断しました。使用目的は、数MbpsのUDPで、Teensy4.1のSDカードのファイルを無線アップロードする目的で、
ESP32とSPI接続しないとMbpsのUDPができないという理由からSPIマイコン間接続をしようとしてます。
※WizFi360チップ到着 ナント技適取得済みだった
カタログ写真では、技適なかったけど、到着した製品にはついてた

※脱ESP32を進めます。<無線モジュールとしてESP32は使わない方向>
ESP32で無線モジュールとして使用するには、自分でプログラムを組まないといけませんが、ライブラリーを使いまくるので、時間が経過するとシステムとライブラリがバージョンアップされて、今までのプログラムが動作しなくなります、その場合、最初からプログラム開発しないといけないので、1-2年に一回開発手間が発生しますが、結局使っているのは、昔からのWiFiにすぎませんので、専用のWiFiチップで、プログラムは、メーカーが品質保証している確実なファームですので、その方がモジュールとして確実です。
WiFiモジュールを専用チップのWizFi360に変更することにして、DIGIKEYに発注したので、4-5日で
到着すると思います。SPIでなくUARTで1MBPS以上の接続にトライしてみます。UARTが遅いようならSPIで接続します。 WizFi360が安定動作すれば、これまで使っていたESP32系は全部お蔵入りとなります。
※日本の技適は、本製品は。取得されてなさそうですが、KC, CE, FCC, TELE取得されてますので、、電波法にかかわるようなトラブルは起きないと思います。
更に、信州MAKERSでは、研究目的使用なので、総務省の「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を利用できますhttps://exp-sp.denpa.soumu.go.jp/public/index.html
海外のWiFiモジュールを自由に使うことができるようにしてます。なぜなら、技適を取得した製品は、日本国内で、販売するために技適取得のための投資が必要ですが、日本で投資を回収できる見通しがたたない製品は、日本に永遠に入ってこないという現象があります。日本でよく使われる仕様のものしか入ってこないのは、海外の仕様との違いで技術格差を生みます。
これは、日本の電子機器開発におけるガラパゴス化を発生させる一因となります。
下記記事に、「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を利用した申請方法の記事を書いてあります。単なる申請なので、電子申請した瞬間から180日間使用できます。180日経過したら申請を廃止させて、新たなな使用目的で再度申請して、使い続けることができます。私の場合は、長期のテーマで使ってますので、テーマの進捗をうけて少しずつ目的を変更して毎回申請してます。
【RTK22】技適無しWiFiモジュールを180日使える申請方法備忘録<簡単迅速です>

●ライブラリー起因の現象
①正月のプログラムがコンパイル通らなくなりました。
=>初めてだったので、ユーザーさんの紹介記事のサンプルプログラムを使っていたのですが、
 ライブラリがバージョンアップすると、ユーザーさんのプログラムではコンパイルエラーになる現象が発生しました。
②最新のライブラリ、サンプルプログラムで動作させても、データが末尾4バイトが欠ける
私のSPI転送で、どんなサイズでも末尾4バイトがゼロになったり、化けてしまいます。
  https://github.com/hideakitai/ESP32DMASPI

個人の方が、ボランティアで供給されているライブラリーですので、文句は一切言えませんので、
使うか使わないかだけですが、私は、使わないことにしました。
GITの説明に現時点不具合の記述があります

●末尾の4バイトが化けるバグがあって、すぐには、直せないみたいです。

 

③SPIの返信データが連続転送で、ゼロになってしまう

ゆっくり1秒おきに連続で転送していると上記エラー以外MASTERへ返送されますが、
120msecおきに連続して転送すると、返信データがゼロで戻ってこなくなります。

 

●対策
ESP32のArduinoIDE用で、SPIマイコン間通信で、まともなライブラリーが無いと認識しました。
ということで、ESP32を辞めて、専用のWiFiチップを仕入れることにしました。
未だ、無事動作するかわからないのですが安いので、捨ててもいいかということで4個発注しました。
 歴史的な円安でも886円(2024/5/5)でDIGIKEYで売ってます。
https://wiznet.io/product/WirelessModules/WizFi360_PA

データシートはここ https://docs.wiznet.io/Product/Wi-Fi-Module/WizFi360/documents#datasheet
ドキュメントはここ https://docs.wiznet.io/Product/Wi-Fi-Module/WizFi360
プログラムのガイドは、ここ
https://docs.wiznet.io/img/products/wizfi360/wizfi360ds/wizfi360_atset_v1118_e.pdf

ATコマンドで設定して、使えるようです。

使い方のブログは親切なユーザー様が居ます。欧米人のブロガー様です。
https://bigdanzblog.wordpress.com/2023/01/13/interfacing-wizfi360-wifi-module-to-teensy-4-0-mcu/

※技適が心配の場合 本製品は、KC, CE, FCC, TELE取得されてますので、特例制度で申請すれば、問題は発生しない品質の製品ですので、電波監理局も文句はいいません。
私は、3年前から技適なしWiFiモジュールを申請して、使い続けてます。手続きはオンラインで1回目が30分程度、2回目からは5分で更新できます。役所への申請で、マイナンバーカードがこういうときに役立つので、存在意義がわかります。心配だったら電波監理局に電話すれば親切に教えてくれます。CE,FCCとれてるモジュールと言えばいいです。
日本の役所の規制の代表的な規制が技適制度で、技術開発の妨げになっていたのを政府が「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を設けて、規制緩和しています。
ですので、安くて性能のよい海外の無線モジュールをどんどん使って電子工作に生かすのが時代の流れです。技適とれてないといって怖がる人いますけど、政府の規制緩和をご存じない人ですので、SNSなどで、技適とれてないと騒ぐと規制緩和を知らない人と自ら証明してしまいますので、くれぐれも発言に注意です。
=>180日ごとに一度廃止するか、再度更新する場合は、前の180日間より進歩がみられていることが継続使用のために必要なことです。開発行為なので、180日ごとに、そのモジュールを使ってなんの成果がでたか、明文化するのも開発の活動にとってよいことだと思います。
「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/exp-sp/

【RTK22】技適無しWiFiモジュールを180日使える申請方法備忘録<簡単迅速です>

●以後

来週到着してから、基板作業再開します。その間は、データのPythonプログラム解析をやってます。

 

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