【STA24】3Dプリント防水ケース作りその8<クラック発生で二次試作へ>

フタ部分の防水シールとアンテナ穴のOリング処理と完成したので、ほぼケース全体防水完成の確認をしたら
10分もしないうちに水漏れが大量に発生しました。3か月もやってきて最後にこの状況で、がっかりして一晩寝ていろいろ考えてから対策に走りました。
※2024年1月25日時点の状況
1次試作は、底の箱の壁の厚さが3mmで、クラックが発生したので、暫定対策をしても、実用性がないので
2次試作にはいりました。2次試作は、四角形状の手作りゴムシールで直方体ケースを作りました。
手作りゴムシールの防水のためかもぼこ断面形状の溝で、中央部に一点応力集中させて、密着性を上げる作戦です。
かまぼこ形状の初回形状だと防水は完璧でしたが、2回めの造形で、100mm高さの全ケースにするとかもぼこ形状が乱れて
凸凹になってしまって、防水性能がでなくなりました。そこで、かまぼこ形状をきれいにだすために、かまぼこ部分だけレイヤー0.1mmで部分造形することにしました。月末までには完成させようと思いますので、その11以降のレポートお待ちください。

●どこから漏れているかの確認方法
①トータル評価:どぶ漬けで水深7cmで1時間沈めていてから、フタをはずして水侵入量確認
②水深評価:7cmでなく1cmから徐々に水深を増やしていって、どの深さから漏れだすか確認
③水入れ評価:筐体内に水をいれて外面に水が漏れだす場所を探す評価 水の分量変えながら、どこで漏れているかわかる

●③の水入れ評価の結果
1:1cmでは漏れなし
2:3cmで角1か所の漏れ発見、良く見ると繊維方向にクラックが入っていた。
水滴がぼたぼたと垂れてました。

●原因
ネジ締めの応力がかかる部分でもないけど、構造的に角で応力が集中しやすいからと推測
箱部分の肉厚が3ミリで強度的に弱いから、次回から6ミリ以上にしたほうがよい。

●暫定対策=>結局コーキングで実験的には防水になりましたが、コーキングが剥げるとそこから水が漏れだすので、もっと強い塗膜が必要なので暫定策はこのまま放置となりました。
スキーに装着するので、低温衝撃が予想されるので、いつどこでクラックが発生するか判りません
万一クラックが発生すると左右で原価10数万円のシステムが破壊されてしまうので、絶対に水漏れ
しないようにするために、板厚3ミリ部分全面のシリコンコーキング剤を塗ることにしました。
外観はひどく醜くなりましたが、安全第一の暫定対策とします。
シリコンコークは、乾燥が遅いので、今回は、速乾性シリコンコークを使いました。これだと6時間くらいで
硬化してきますが、1日乾燥しないと粘土状からゴム状にはなりません。

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●恒久対策
1次試作でノウハウを学習できたので、2次試作に入ります。
角型シール構造にトライします。塗膜はパジコ 防水剤とその補強用塗料さがします。水性塗料でいいもの探します。

【STA24】3Dプリント防水ケース作りその10[角型シール構造]試作<かまぼこ断面溝効果絶大>

 

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