※訂正 2022年4月
しばらくぶりにHUBを制作したら動作しないので、調べてみたら、本記事での模式図が間違ってました。
結線図の一番下の、PC側へ接続するUSB結線ですが、左からGND,M+、M-、5Vとなるのが普通なのですが
この図だとGND,M-,M+、5VとM-とM+が逆になってました。これだとPCがUSBを認識しませんので動作しません。間違っていてすみませんでした。
しかし、右側面のUSBだけ、GND、Mー、M+、5Vと通常と逆になっているのでFE1.1Sの間違えやすい点ですので、配線には注意が必要です。
RTKスキーターンアナライザが一段落したので、スキー用のBOXをばらして、その他用途用にシステムを組み替えてます。その他の用途の場合、汎用性が必要なので、RTK基板同士の接続を極力フレキシブルにして、個々の基板の設定とデータ送受信を独立して管理できるようなシステムをくむことを目的として組んでます。
●4ポートUSB HUBをRTK BOX内に組み込む
RTK基板は、USB マイクロBコネクタ付なので、USBで接続してしまえば汎用性がでます。そこで、BOX内に4ポートUSB HUBを設置できればいいので、小型のHUB基板探しました。AITENDOにありました。
12MHzのクリスタル付です、12MHzはUSB2.0のクロックです。
https://www.aitendo.com/product/16011
FE1.1sの仕様書
http://aitendo3.sakura.ne.jp/aitendo_data/product_img/pc/FE1.1S/FE1.1s%20Data%20Sheet%20(Rev.%201.0).pdf
この基板クリスタル付でも小型です(20x15x6)
小さくていいのですが、2mmピッチなので、2mmピッチ基板上に載せて細かな半田付けが必要です。使っている間に接触しそうなので、全体を二液のエポキシ接着剤でかためました。
■配線ピンが左右で+-の上下順序が逆になっているのに気づかなくてはまってロスしました。
●USBケーブルの注意点
WiFiNTRIP MASTER(ESP32)とSimpleRTK2B liteで500mA以上食うし、M5AtomliteもWifi中は、300mA以上流れるので、トータルして2A近く食うので外部からのUSBケーブルは、急速充電用で2.2A可能な+、ー線が太いものを使わないといけません。
急速充填用。そのために、工夫した点が下記です。
①2mmピッチ基板に載せた(電源用の太い線に対応)
半田が難しいので、一旦基板に載せて複数ホールで導通できるようにして、太い+、ー線でも迂回させて半田付けできるようにした。基板上の+もーも全部導通しているので、+線、ー線別の場所の+、ーでもよい。
②USBケーブルは、既製品をばらしたほうが楽
マイクロプラグなどを自作すると細かい半田付けがあって接触不良のリスク とノイズシールドの問題もあるので、既製品をチョン切って使ったほうが楽です。特に電流を食うデバイスの場合は、充電用のケーブルをチョン切りますので、もったいないですが、自作は高くつくものと考えたほうがいいです。
●万一USBHUBが認識されない場合
ほとんどの場合、配線間違いか接触不良です。
デバイスマネージャーをみると
不明のデバイス IDの取得ができませんでした
というエラーが出ますが、WIN10の設定をいろいろ
いじっても治りませんので、配線をチェックするのがいいです。
●以後
1作目のHUBは、既製品ケーブルで太くて、BOX内の取り回しが難しいので電流の食わないデバイス(SimpleRTK2B2個はロボットケーブルで配線しなおします)更に、防水BOX用にHOSTからのUSB2Aケーブルを作り変えます。