【STA25】曲げセンサ防水ケース完成<3か月がかり>

10月からはじめて、試行錯誤を繰り返しながらようやく形にまとまりました。
苦労した点を忘れないうちにメモしておきます。
●特徴
①片持ち梁の先端固定を自由端に限りなく近づけた支持構造を実=>バネでささえて変位を吸収

②ビニルホースで、ベンドバーを囲うことで、ダンピング効果をだして、ノイズになる高周波振動を減衰する

③ひずみアンプも一体化して、防水曲げセンサ単体としても使えるようにした。

④3Dプリントの防水シールを多用した。
写真でアルミ板の両側にOリングが圧縮されている。

 

●制作備忘録

①ビニルホース端部の防水が大変だった。
圧着だけでは、水漏れがあったので、ブチルテープで巻きつけて防水しないとダメであった。
水道蛇口のような金属なら防水完全ですが、3D造形物の凹凸だとビニルホース圧着はダメでした。
ブチルテープでも不安なので、シリコン充填剤も実験してみます。

②全体が大きくなってしまった。
長尺のセンサ全体を防水ケースで囲むとどうしても大きくなってしまう。センサだけ防水加工しても雪におおわれると
変位しなくなるので、どうしても大きくなってしまった、実使用でどうなるかをみて、来年改良版作ります。

③バーが長い
20cmも長い梁が必要なのかという点ですが、スキー板の最大変位のときにアルミバーの塑性変形しないように
設計してあるのですが、実際どこまでスキー板が変形するかわからないので、余裕をもたせたので、実際のデータ見て
余裕とりすぎなら、短くしていく、スキーのテール部分は、変形が少ないので、短くする。

④シール構造
シール蓋アクリルが大きいので、シール構造を圧力に頼らないタイプを開発していかないとコンパクトなケースにならない。

 

●以後
後ろセンサも組み立てて、RTKシステムは、昨年のケースを流用して納期を稼ぎます。
2月末までに実滑走データとり始めます。

 

 

 

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