今まで、ブーツ部に重りをのせて、たわみを測定していたのですが、曲げセンサのモーメントと出力を校正したあとからは
加重値は不要で、たわみ値とセンサ値だけで、実験ができるようになりました。そのため、加重方式もたわみを与えればいいので
扱い易いベンド治具を作成しました。
●センサ出力とモーメント、応力の校正
片持ち梁にして、90、100,110,120,130mm位置に51gの重りを載せてゲージ出力を測定
使った公式は以下のリンクを参考にさせていただきました。感謝
https://dobokutime.com/moment_fomula/
http://repoengineer.jp/Technology/kousiki/kousiki-kouzouhari/kousikikouzouhari-03-01.html
結果:モーメント=2.322Nm/1万ゲージ出力
応力=2.9MPa/10万ゲージ出力
●ベンド治具製作
センサで与えられてあ荷重がモーメント値でわかるので、荷重でなく変位を与えればいいので、簡単な治具になりました。
アイデア:ビンディング金具で治具を完全固定して、治具上に鉄塔をたてて鉄塔からワイヤをトップとテールにはって
ターンバックルで引っ張ることでたわみを与える。
トップの先端部に小穴をあけて、ボール球付きワイヤを通して引っ張り力をここから入れる。
●ベンド治具試運転
たわみを与えて、出力とたわみの関係を初計測
最初なのでセンサ壊すといけないので、BendBarの先端は固定せずにフリーにしたので、応力は小さくでます。
結果1;たわみ量とゲージ出力は完全に線形になっていたが、これは先端フリーだったためと思われる。
結果2:スキー板は精密な板ばねという感じがします。相当曲げても塑性変形せずにきちんとゼロ点にもどってきます。
●以後
BendBarセンサの固定条件を様々変えてみてどれが良いか検討していく。
スキー板の曲げカーブは、足元のセンサ値だけでは、わからない、センサ値がおなじでも曲線が違う場合ある。
理由は、ブーツから与える力は、せん断力とモーメントがあるので、モーメントの調整しだいで、曲線を変えることができる
もしかするとブーツの踏む力がせん断力で、前後の踏む力のバランスでモーメントを発生させることで板のたわみカーブを制御しているのかもしれない。