【STA24】RTK_UDPログエラー率測定<長野ー松本車載走行ログOK>

長野から松本へ移動する機会があったので、出来立てほやほやのシステムで、UDPログのエラー率測定しました。

●方法
ダッシュボードにRTK防水ボックスを載せて、バッテリーに接続するだけです。
WiFIポケットルーターも同じバッテリーで駆動させています。
ログは、UDP経由で、PCのC#ログプログラムでモニターしながらバイナリーファイルで保存します。
コース:長野市実家から国道19号線で、松本市までです。雪がふりそうなので、午前中に移動して何とか
通行止めになる前に松本自宅へ帰宅できました。

PCとシステム間は1m以内です。室内で隣の部屋どうしだとUDPのエラー率が桁違いに悪くなったので
UDPは1m以内なら良い感じです。アンテナ次第なので、遠い距離ならデカいアンテナをつければ届くと思います。

 

結果:

①データファイル
バイナリファイルで、02-05-09-58-40.bin 34964kB  約2.8時間分のデータです。
データ内容:UBX-NAV-PVT100byte,UBX-NAV-RELPOSNED72byte,BNO085 を10周期分172byte
100msecで344byte 送信されます。
バイナリファイルからUBX変換プログラム C#コンソールプログラムなので、即動きます
https://gist.github.com/dj1711572002/e1ca476eabfc566c670e611e5327f81a
②ログデータ抜けの信頼性

itowデータが飛ぶエラー率が0.36%なので、今までのSDログとほとんど変わらないレベルでUDPログできました。

●Fix率
自動車のダッシュボードでの走行では、場所の影響を凄く受けます。トンネルとか、街中では、全然ダメです。
RTKは、自動車走行には不向きですが、たまに測定してみました。
FIX flags 131 hacc 14mm は、全データ中の75%程度で、26%は、フロート以下のNGデータでした
多くはトンネルですが、トンネル出てから回復するまでに数百m走行してしまうので、ロスが大くなります。
視界が悪い谷すじでも、FIX落ちします。
RTKは、スキー場とか農場とか、視界が良い場所で使わないとFix率90%以上の測定ができません。
自動車の測定で、RTK落ちをIMUで補間しているのも必須なことだと今更ながら感じました。

●課題
課題1:RELPOSNEDがデータ化けて使えなかったので、長野へ帰ってから直します。
課題2:UDPは、マルチキャストだと処理速度遅くなるので、WiFiポケットルーターで
PCとタブレットとスマホのMACアドレスで固定IPを定義します。
マイコンシステムで、どのように相手のデバイスを選ばせるか検討します。
課題3:ブーツに載せる取り付け方法と治具を製作します。

●以後
長野へ帰ってから、UDPでもSDログ同等にエラー率がでたので、スキー場で測定を開始します。

 

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