■M5Stackボタンが壊れた経緯
ねじ締めきつくしたら基板が曲がってボタン死にました。
※信州MAKERSは、コト作りとモノ作りのバランスをとる思想を普及させるためにブログ活動してます。本件、モノが壊れたから云々でなくコト作り(スキー場でログしたい)観点でみると、壊れたモノでも今までにない新たなモノ作りができる事例としてご紹介させていただきます。皆さんの周囲にも、モノとして使えないけど、コト作り観点でみると便利に使えるモノがたくさんあるのではないでしょうか?
■転んでもタダで起きない=>「M5Stackの不足を補う」
M5StackBasicボタン壊れてから放置していて、スキー場で両足スキーに取り付けたRTK-MovingBaseのデータを無線ESP-NOWで同期させてログするのにM5Stackが登場する機会が発生しました。新たに購入するのは、すでにM5StickC5個、M5Atom8個も購入してしまっていてM5Stackは御蔵入りしていたので、もう1個買うきにはならないし、ボタンが壊れただけの理由で買うのが癪なので、転んでもタダでは起きない精神でアイデアをだしました。アイデアに1日かけてモノ作り半日でした。
不足している点1 | ボタンがちゃちくて小さいのでスキー手袋で押せない |
不足している点2 | 電池寿命が短すぎて実用的でないのでモバイルバッテリーが必要だが、M5Stackとモバイルバッテリーを一体化する手段が必要。 |
不足している点3 | RTCが無いので時刻が判らない。 =>起動時にポケットWiFi接続して、NTPサーバー経由で現在時刻を取得して、ログファイルのタイムスタンプにする |
不足している点4 | スキー場にもっていくのに防滴ケースが必要 =>完全防水ではないが、液滴を防ぐくらいのケース |
今回、スキー場で使ってみて視認性と操作性がOKだったら拡張していきます。ダメだったら、スマホでMovingBaseのログと操作できるようにプログラムを作ります。
M5Stackのプログラムは、正月中に完成させて本ブログでアップしておきます。
NTP経由で時刻を取得して、ファイル名をタイムスタンプしてます。
GISTにアップしてあります。
https://gist.github.com/dj1711572002/8d78245a12a14b09b62e1ec0145feb8d
■壊れたボタンの代わりにデカボタンを外付けにした
スキー手袋でもボタン操作ができるように大きなボタンをアマゾンから仕入れて百斤のカードケースにM5Stackとモバイルバッテリーと拡張基板をパッケージしました。
●ボタン部左右パターンからリード線を引き出します
②デカボタンを半田付け
③ダイソーの100円カードケース103x75x29、ブルー透明に詰め込むと
拡張基板と薄型のモバイルバッテリがピッタリと入りました。
④M5Staackは、取り外せるようにボタンとは6ピンのXHコネクタ接続しました。
モバイルバッテリーとの接続はM5StackのGroveコネクタから拡張基板接続で、電源用プッシュスイッチをつけました。
■以後
Groveコネクタから4本線が拡張基板に半田付けされていて、5VとGND供給以外にGPIOが2本余っているのでLEDにでも使うか、I2C気圧センサを増設するか工作を進めます。