ハンド校正用3軸ロードセル=スマートキャリブレーションプローブ(SCP)を組み立てました。
金物なので、加工手間かかりました。一番かかったのは、ハンドグリップのアーム板と円柱ロバーバルロードセルの取り付けです、何しろ、φ10穴からφ16穴に拡げるのに、手でやすりをかけながら3時間ごしごし削りました。金工は、工作機械がないとつらいです。
●構造説明
先端は、現在はプレインベアをつけてますが、TPOでいろいろ変えられるようのM6取り付けになってます。プレインベアでも結局回転摩擦の影響で、Z軸方向だけでなくXY軸方向の力も入ってしまうので、3軸ロードセルでないとプローブとして入力した力が管理できません。
=>Z方向圧縮引っ張り力を測定します。
X,Y軸:アルミパイプφ16に8枚ゲージをロバーバル配置で貼ったものでXY軸方向のせん断力を測定します。
一度壊してしまって、内部の配線断線したので、黄色テープ部を修理して復活させたものです。ノイズっぽいのはそのせいか?
校正用にEVAL AD7194ボードに接続してありますが。本番では、AD7794チップとM5StickCで、3分力とIMUによる3軸傾き角度を表示して、補正値も計算するプログラムを作る予定です。
後でシステム構成をまとめます。
●プログラム
以前作ってあった6軸用AD7194のものを流用しました。
mbed NucleoL432KC用プログラムはGISTにアップしてあります。
ポイント1:10点の移動平均をかけてます。
ポイント2:周期は、7-8msecでした。
ポイント3:ゲインが小さいので、mVの小数点以下をFloatで出力してます。
●結果
とりあえず、クロストークは小さそうですが、SC301Aのモーメントに対するクロストークを測定してみてから、このSPCの校正方法を決めます。