溶融粘度低すぎる件、データの扱い方と計算式を修正してまともになりました。
それらしきグラフがでました。
「非ニュートン流体の証拠として、せん断速度が増えると粘度が下がってます」
ちょと粘度値が高い感じがするので、押出力の摩擦ロスがあるかもしれません。
①押出速度は、ピストン速度と等価か?
キャピラリーレオメーターのピストン速度とフィラメントの送り速度が等価かどうか確認ですが、測定グラフをみると、押出量エンコーダー変化と吐出重量の変化がほぼ同じ動きの変化をしているので押出速度は、素直に吐出速度に変換されていると判断しました。
緑線が送り長さ、赤線が吐出重量で若干遅れますが、ほぼ等価です。
➁押出力と圧力は等価か
押出力は、ノズルにかかっている外力全部ですが、キャビティ内に届くまでに
テフロンチューブの摩擦力で押出力のロスがあるはずです。ロスが大きければ
実際の圧力より大きな圧力がかかっていることになりますので、溶融粘度が大きめ
に計算されてしまいます。今回は、摩擦ロスが不明なので、とりあえず、
押出効率100%として計算して、後日データがたくさんたまったところで
効率が適当かどうか検証したいと思います。
③溶融粘度が小さいすぎたバグ
押出力kgfをNに変換するのが、逆をやっていてしまってました。
1kgf=9.8Nでした
●IEをキャピラリーレオメーターとみなした計算結果
東レの資料を参考に計算しました。
https://www.toray.jp/plastics/torelina/technical/tec_017.html
補正類は、未だいれてませんが、これから検討していきます。
以下データを公式にあてはめて計算してグラフ
●以後
補正の考え方をいれて、ノズル穴径の違い、フィラメント材料の違い、速度水準の増加でデータを増やして溶融粘度からフィラメントの流動性、安定性を得られるアルゴリズムを開発していきます。