ようやく、4chのデータが測定できました。(単位)だいたいの精度
1CH:モーターの反力(gf)±20gf
2CH: ノズルの押出力(gf)±20gf
3CH: 吐出重量(g)±0.07g
4CH: フィラメント送り長さエンコーダ(mm)±0.01mm
●天秤用中華LCのゲインが低い件
天秤製品では、100mg程度は測定できていたので、おかしいなと思って再度確認したら、プログラムでAD7193の中華LC部で、モーター、ノズル用の係数をかけていてゲインを一桁落としてました。係数を1にして、再度校正しなおしました。
方法:ノズルから吐出された糸を5cm下の皿でうけて、重量測定
最後に糸をノズル先端から切って、吐出重量とする。
途中は、動作をモニターするためで精度的にはでてない可能性がある。
ゲイン:10gで160digitなので、1gで16digitなので
分解能が0.07g程度となりました。
●PLA透明を使ってデータ測定
①測定水準表
フィラメント | 温度 | Extruder速度 | 送りステップ | 備考 | |
水準1 | PLA透明 | 188℃ | 100mm/min | 100mm | |
水準2 | PLA透明 | 188℃ | 150mm/min | 100mm | |
水準3 | PLA透明 | 188℃ | 200mm/min | 100mm | |
水準4 | PLA透明 | 200℃ | 100mm/min | 100mm | |
水準5 | PLA透明 | 200℃ | 150mm/min | 100mm | |
水準6 | PLA透明 | 200℃ | 200mm/min | 100mm | |
水準7 | PLA透明 | 210℃ | 100mm/min | 100mm | |
水準8 | PLA透明 | 210℃ | 150mm/min | 100mm | |
水準9 | PLA透明 | 210℃ | 200mm/min | 100mm |
➁測定で気づいた点
1)simplify3DのJOGで100mm送りしても70-80mmしか送ってないので、100mmになるまで10mm、1mm、0.1mm送りして
エンコーダー送り量を100mmにあわせると、重量も理論値0.32gの±0.07gに収まっているので、Simplify3DのGCODE出力もしくは、HICTOP i3のファームウェアが怪しい
③結果
A:赤線の重量と緑線の送り長さは、100mm送りで統一してあるので
ほぼ一致している。
B:EXTRUDER速度によって押出力は大きくなる
C:ノズル温度によって、押出力のカーブが小さくなるし滑らかな変化をするようになる。200℃と210℃で大きな違いがでている点、フィラメントの粘度が大きくちがってきているものと思われる
●以後
データ測定ができたので、各パラメータ間の関係を理論式で理解しておかないと無駄な測定を繰り返すので論文調べて、スタディーします。