母艦基板、サドル下に収納して、ローラ台で試運転しました。AD7193の超低ノイズのひずみ波形キレイにでて実験データが良くみえます。さらに、時間軸は、TCXOで1ppm以下の精度なのでタイムスタンプをとる必要がなくなりました。
①CPU Nucleo L432KC TCXO DS3231SN ひずみアンプAD7193
➁予備で3軸加速度センサKXR94もとりつけてあります。
③シートピラーの左右曲げモーメントブリッジを組んでます
④クランクの上死点センサは、LSM9DS1の磁気センサでクランクのマグネットを読んで位置をセンシングしてます。さらに、加速度は左右振れAZも同時測定してます。
●データのチェック
①テンションゲージ10Nでサドルを押してひずみ電圧みた
シートポストひずみ:右押しで+、左押しで-
➁信号方向と左右踏みチェック
黒:シートチューブ曲げ=プラスが左踏み、マイナスが右踏み
紺:サドル曲げ=プラスが右方向へ押す、マイナス左方向へ押す
赤:上死点センサ=マイナスピーク 右クランク上死点
プラスピーク 右クランク下死点=左上死点
●踏み方の違いと波形
①SittingとStandingの違いは、明確です。
➁サドル押し力とクランク左右踏み
左クランクを踏んでいるとき(左踏み)では、サドルは、右方向へ押しています。これはペダリングの反力をサドルで受けている証拠です。
右クランクを踏んでいるとき(右踏み)では、サドルは、左方向へ押しています。
③ハンドルをもっている場合と手放しした場合
ハンドルへの力の入れ方もサドル波形に敏感のでてきます。
極端な例として、手放しの場合は、サドル波形が振幅が大きくなって
波形が変わります。実走行で手の引きを変えてもサドル波形にでてきます。
④もがいたら
もがいたらサドル波形も大きくなりました。加速度計も揺れてます。
ローラ台上なので実走行と違ってるので参考にはなりませんが、
●以後
Seattubeの波形とクランクトルクの比較だけでなく、サドルなど上体の姿勢動きなどが分かるとペダリング運動全体が見えてくるのではないかと思います。2020では、ハンドルの6分力センサが必要になってくると思います。
従来にないパワーメーター パワーマネジメントシステムの可能性を想像できるようになりました。