クワエルマウス開発の最重要課題は、歯との接触微部材の関係であることが判ってきてます。そこで、噛む動作の観察のために樹脂粘土で歯型をとって観察しました。
●上歯と下歯でせん断構造している
①この構造だと噛むFzでMxの発生します。
②前向き力Fyしか出せません、Fyの後ろ向きはできません。
③下あごで支える構造で上歯で細かな操作をする構造かも
●樹脂粘土で歯型とってみた
樹脂粘土FIMOは、普通の粘土のように成型してからオーブンレンジ110℃20分で加熱後硬化してプラスチックになるので複雑な形状を得るには最適です。下あごの歯を全部かたどってみました。
下あごを土台にしてセンサを支える構造を検討します。
歯型とってみたけど奥歯のへこみが少ないが、実際噛んでみると奥歯が左右の振れを拘束してます。
気づいた点1:下歯列全体をカバーするとグリップ力が良くなる
気づいた点2:FIMOは口に入れてはいけないのでポリ袋で包んで口にいれたが、ポリ袋が破れて、樹脂成分が漏れて苦い思いした。
=>3Dプリントで、食器用フィラメントを使って概形を造形した後 リューターで彫刻する以外になさそうです。
食器用フィラメントは、3DFSさんから米国製HDGLASSを仕入れてます。
●上歯の接触構造検討
下歯の接触構造はきまったので、上歯をどうするかを検討してます。前後左右上下で滑りなく円滑に操作させるためには歯隙間を利用して止め板をいれようかと思ってます。歯間が傷つくのが難点です。