軸力を2アクティブゲージ2ダミーで塩ビパイプでやったが、剛性不足で曲げキャンセルができない結果から、剛性を高くしてダメ押ししてみました。
アルミ角パイプで2ゲージ2ダミーにトライしました。
①アルミ角パイプで2アクティブ2ダミー確認
2ダミーだとドリフトが大きくてNGとなりました。アルミでもダメなので
2アクティブ2ダミー法は断念します。
●T字で軸力4ゲージ
ドリフトはフラットに近くなりました。
錘は260gでないと軸力のゲインがでませんでしたので、4個使ってデータをとりました。ドリフトが大きく10digitくらい発生してました。全体のゲインが小さいののドリフトが30%も占めていてとても使い物になりませんでした。
●モーメントのクロストーク測定
曲げモーメントをキャンセルできているか測定してみました。
クロストークは、非線形で10digit程度発生してました。ドリフトと混合してますが、全体のゲインが30-40digitで10digitも干渉がでていれば、使えません。
●結果まとめ
年末から2アクティブ2ダミー方式で軸力を測定する方法を3DPパイプ、塩ビパイプ、アルミ角パイプで実験してきましたが、
結果1:温度ドリフトが大きく、変換器としては使えない
結果2:パイプ形状では、曲げ剛性が弱く曲げキャンセルできない
ということで、2アクティブ2ダミー法は、断念します。
曲げモーメントキャンセルするためには、中実な起歪体でないとダメということも判りました。
●以後
昨年からずっと課題となっていた軸力Fz抽出は、やはり曲げ、せん断を利用した起歪体構造を工夫しないとできないことが分かった。ひずみゲージでなくピエゾ式のセンサだと圧縮引張方向が得意なので、それらも含めて、MAFS2019の一体型の実用的な6分力センサを開発していきます。
更新間隔が遅れてますが、スキーと運動を優先しているのと家事が忙しいため
ゆっくりしたペースで更新していきます。その分、方向づけをしっかりしながら効率をあげてMFT2019をめざしてがんばります。