【PMD2018】1ゲージ法でクロストーク観察<ゲージ個体差ある>

1ゲージ(ダミーブリッジ)でR1,R3,R2,R4の4か所のゲージで測定比較しました。

測定1:鉛直下向き錘荷重で0-1500gfを吊り下げてクロストークを観察
測定2:ペダルに直付けしたiTensionを手で引きながら鉛直~水平まで回転させて係数の角度による変化を観察

●測定1

①R1とR3の鉛直錘荷重グラフ比較
薄緑が1ゲージの出力波形、荷重に対して線形ぽいですが、R1とR3では方向が逆でしたが、レンジはR1が9digitでR3が18digitと倍違ってました。ほぼ隣同士なので同じ応力がかかっているはずなのに、全く違う挙動を示しているので、ゲージの密着や貼り方などが怪しいかもしれません。

②R2とR4の鉛直錘荷重グラフ
裏面のR2とR4は、ほぼ同じ波形で10digit程度のクロストークとなってます

●測定2

①R1とR3の係数比較
鉛直90度で水平係数、水平360度で垂直係数が極値をもつ傾向
極地波形が出る範囲は±10度範囲でそれ以外は平だが水平係数は凹凸がある

②R2とR4の係数比較

R2とR4の極値波形の範囲がR1,R3より広く影響していて
R2の水平係数はフラット範囲が狭く線形ではない。
R4の水平係数も波打ちがあって線形ではない。
R2の垂直係数は範囲が広く見えるが角度は±10度前後で変わりない。

 

●結果と考察
結果1:4ゲージブリッジでのクロストークの原因
クロストークは、単ゲージで10digitでているが、R3だけ倍で逆方向にでているため
4ゲージブリッジでクロストークを相殺できてない可能性がある。=>R3のどこが悪いのかは、これから観察するか張り替えて様子が変わるかをみる。

結果2:引き力の角度をふって単ゲージごとに比較すると
裏面R2R4の水平係数の線形がまったくでてない裏面の特徴なのか
R2R4の貼り方なのか観察していく。
=>BENDの#2ブリッジでも裏表差がでつかとか、ペダル荷重位置を近づけてねじりモーメントをちいさくした場合どうなるかとか条件をふってみて様子をみる手もある。

考察:4ゲージグラフと比較してみると

●以後
1ゲージ法でクロストークを解析したが、水平に関しては、R3の挙動、裏面の挙動が怪しいことがわかった 。4ゲージブリッジではえれれない情報なので1ゲージ法は、有用だと思います。さらに、iTesion荷重方法もペダル回転面内で固定できている点がデータのノイズを減らしていて解析の重要な条件だった。
BEND#1ブリッジに関しては、応力的に不均一な位置に貼ってある可能性もあるので
FUSION360でのシミュレーションも必要かもしれません。
BEND#2とねじりブリッジも1ゲージでみてみます。

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