昨日の測定結果を改めて眺めていたら、ペダルにかかる6分力の内5分力がクランクに伝達されるのに3分力しか測定できてないので、ちょっとしたペダリングのずれ(足のひねり、斜め踏み)が踏力測定計算の誤差になる可能性があるので、理論計算をペダルの6分力を入れた形でやり直しました。昨日までに貼ってあるゲージブリッジですが、もっと増やさないと6分力測れません。
●ペダルの6分力座標系
1自由度y軸回りが回転自由なのでMypは発生しません。
5分力がクランクに伝達されます。
今までは、ペダルで発生するモーメントを無視して
ましたが、2つのモーメントは、クランクに伝達されて
ひずみゲージ値の中に含まれます。
●クランクの6分力と座標系
クランクの座標中心をペダル軸交差点とした場合です。
Fycは、ペダルのFyp同じになります。
●ペダルの6分力とクランクの6分力の関係計算方法検討
●以後
ペダルの6分力検討で、今までより追加されたのが
ペダル軸方向踏力Fypとペダルのモーメント成分Mzp,Mxpです。
これらの力とモーメントをどうやって、クランクのひずみゲージと結びつけるかとなりますので、さらにクランクにブリッジを増やさないといけません。
貼り方と計算方法のアイデア出しします。
あまりにも大変だったらペダル自体に
貼ったほうがよいという結果になるかもしれませんが、狭いので
厳しいと思います。
実際にFyp,Mzp,Mxpがどのくらいでているのか測定して
無視できる程度なら、パワーメーターのベクトル表示に採用はしませんが、これが大きいとなった場合は、3次元ベクトル表示をしないと人間のペダリングが説明できないとなったら大変です。
これが解析できれば、
競輪学校の検査システムを超えるペダリング解析システムになるのではないかと思います。