Cerevo社のIotスタートアップモジュールのBlueNinjaは、超小型でありながらセンサー、IOを豊富に搭載してあって、昨年の発売から即入手してあったのですが、いじれないままでした。最近は大手ROHM社からも同様の製品センサーメダルが発売されて、Iotスタートアップ活動をメーカーが応援する環境が整いつつあります。
ロードバイクに風速計を搭載する意義を見いだしたので、そのシステムとしてBlueNinjaを検討してみようと思い、昨晩からサンプルプログラムのインストールしてスマホでセンサーの反応をみてみました。
スマホとの接続は、Hyourowganというサンプルプログラムが提供されているのでそれのAPKファイルをスマホにインストールして、BlueNinja本体へは、binファイルをコピー書き込みすれば準備OKです。
接続は、BlueNinja開発基板上のペアリングボタンをおしてアプリのコネクトボタンを押せば接続開始して、データが送信されてグラフにプロットされていきます。
3軸加速度センサーが重力加速度から姿勢を感知できる点を利用して自転車の登坂での傾斜を感知できないかと机上で傾けて見たのですが、どうもはっきりしないので、実走で確認してみることにしました。
付属のリチウム電池が充電切れでしたので、USB充電池をつないでBlueNinjaと開発基板ごと電池にしばりつけてトップチューブバッグに収納させてロードバイクでスタートしました。
今日は登坂コースでないといけないので、鎖川遡上して朝日村キャンプ場まで登ってみました。
加速度グラフは、5%の登坂でもちっとも変化せず平地で一緒でした。
これでは斜度は測定できないだろうということで、気圧と温度のグラフに変更して登り始めました。
朝日村役場付近で気圧値とGPSの高度を記録してから登りました。
925.83hPa 標高806mからスタートです。
朝日村キャンプ場までなだらかな登りでした
909.28hPa 標高962mでした。
精密計算サイトで計算すると
806mでの気圧が925.15hPa
962mでの気圧が909.16hPa
と正確な高度値がでてました。
やはり、サイコンでも気圧センサーで斜度を計算しているのが多いのは気圧で計算したほうが精度がいいからなのだと判りました。
風速計で差圧センサーを使うので、絶対気圧機能付のセンサーを探せば、高度も算出できますが、傾斜%は、車速が必要なのでそこをどこからどうやって測定するかを決めれば、傾斜計ができます。
風速、気圧センサーをどういったシステムに組むかは、BlueNinjaありきではなく、必要な条件を検討してシステム全体の将来性もみて決めていこうと思います。
電子工作ならArduinoとかRaspberryPi Edisonなど乱立しているなかでBleuNinjaは、Mbedベースのプロッフェショナルベースで開発を前提としてます。私のプログラミングレベルでどこがどうなるか分りませんが
最終的なコンセプトを決めて企画していきたいと思います。