【RTK21】RTKの無線化その2<Base出力をロジアナで見た>

MovingBaseモードでBaseからRoverへ出力されるメッセージをプログラムで解析しようとしたのですが
完全に捕捉できたりできなかったので、Base出力をロジアナで見てみました。
オシロで眺めてもシリアル波形をデコードする機能がついてないので、波形とバイトデータの
整合がとれない点でロジアナが必要

●安物中国製ロジアナを買ってみた

KKHMF 24MHz 8チャンネル USBロジックアナライザ 

アマゾンで1000円台で売られている超安物ロジアナですが、評価をみると使えるという人が
多く、使い方のWEB記事もたくさんあるので、多分使えるんだろうということで購入してみました。

■使い方で役に立ったリンク
QIITAのこちらの記事へ感謝 https://qiita.com/infinite1oop/items/508873f660812e52f324
こちらも判りやすかったです感謝
https://makemove.hatenablog.com/entry/2018/07/29/163339

アプリをダウンロードして、接続すればすぐ動きますので、到着1時間以内でデータとれます。

●使い勝手メモ
①トリガーがないので、RUNボタンを押すタイミングを調整しながら、所望の波形がでるまで
サンプリングデータ数とサンプリング周波数を調整する試行錯誤が必要。
②サンプリング周期は460800bpsの場合は2MHz以上必要でサンプリングデータ数も100Kサンプル以上は必要。
③UARTデコードは、AddProtocol decorederアイコンをつついて出てくるダイアログから
embeded/industrial を開いて、UARTをダブルクリックするとチャート下部に追加される

 

●測定したデータ
MovingBaseモードでBase(SimpleRTK2B lite)のTXをロジアナのD0に接続して測定
結果1)2つの塊に分かれて出力されている全時間が30数msecでばらつく。
最初に5個のメッセージ次に16msec程度遅延して1個だけメッセージがでてくる
結果2)最初の5個は
①RTCM3 4072.1, Size 62, ‘Reference station timing information’
②RTCM3 1077, Size 226, ‘GPS MSM7’
③RTCM3 1087, Size 201, ‘GLONASS MSM7’
④RTCM3 1097, Size 127, ‘Galileo MSM7’
⑤RTCM3 1230, Size 10, ‘GLONASS code-phase biases’
結果3)遅れてくる1個は
⑥RTCM3 4072.0, Size 132, ‘Reference station PVT

結果4)GPSとGalileoのメッセージバイト数は測位条件で倍近く変動する

●上記測定結果をまとめた表
その1で、作成したメッセージ表と今回では、メッセージバイト数が大きく異なっている

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です