【RTK2021】F9PMBシステム小型化した(35x64x100)<M5Atom2個使いで解決>

前作のLunchBoxのサイズが45x130x170だったのですが、新システムはケース寸35x64x99(内寸27x58x95)までコンパクトに納めました。マイコンをM5Atom2個にしてNTRIP受信とESP-NOW送信と無線モジュールとして2個使いしました。SimpleRTK2Bボードではこれ以上小さくならない極小システムだと思います。
動作は机上ではOKですが、フィールドでガンガン使ってみてなんぼなので
これからも改良を加えていくと思います。


■注意点
①結線図
 電源は、Atom2個とSimpleRTK2Bで分けてます。何しろ500mAのうち300mA近くがM5Atom2個の消費電流なので、WiFiでの電流変動がF9P動作に悪影響なるので、できるだけ独立させる意味で分けてます。2Aのモバイル電源USBに入れますが、小型のバッテリなら2個使いもありです。
②Xbeeコネクタ間違いやすいので注意です
SimpleRTK2B liteのXbeeコネクタがTXとRXの意味がXbeeから見た命名になっているので間違い易いです

SimpleRTK2BliteのF9PのUART2-RX XbeeコネクタのTX
=>Xbeeから出力という意味
SimpleRTK2BliteのF9PのUART2-TX XbeeコネクタのRX
=>Xbeeへの入力という意味

③ソフトバンク系ALES VRS接続の準備
M5ATom間でSerial1で接続してあります。これは、ソフトバンクALES接続する場合のハンドオーバー用です。
MovingBaseモードでは、NMEA出力がないので、ソフトバンクALESが要求しているGGAコードが得られません、そのため、NAV-PVT出力から緯度経度とその他データを組み泡わせてGGAを捏造してNTRIP担当のATOM2からALESサーバーにハンドオーバー送信して、現在位置を教えて、サーバー接続をしてもらうという事前手続きを行うためののシステムも準備してます。

■M5ATOMのプログラム
ArduinoIDEでM5Atomに書き込みますが、ボード設定は<M5StickC.h>を使ってます。
・Wifi ssid パスは自分のポケットwifiのものを記入してください
・接続するNTRIP サーバーのIPとパスも自分で使うものを記入してください
・ESP-NOWの母艦MACアドレスは、自分用に変更してください
・ソフトバンク系ALESのVRS接続機能は未だ実装されてません。次のバージョンで実装します。
Gistにアップしてあります。

M5Atom1(MovingBase出力をESP-NOWで送信する) M5Atom2(NTRIPサーバーにWiFi接続してRTCM3受信)
https://gist.github.com/dj1711572002/

cd03cba975709b7a56958723d394f78b

https://gist.github.com/dj1711572002/3884bddfa

ec872b8f532edc97dac3dd9

●パッケージング写真
①フットプリントは、SimpleRTK2B基板のサイズに収める。
②高さを目一杯下げて、持ち運び、胸に装着したときの出っ張りをへらすために40ミリ厚さ以下
③電池は、内蔵せずに外からの供給にして交換しやすくする
④アンテナ線と電源線だけ外にだして、信号はすべて無線で入出力する
試行錯誤で、モノタローから3種類のBOXを取り寄せてレイアウト検討して
最終的にこのパッケージングになりました。F9Pシステムの難しさは、電波なのでF9Pに接近しすぎると動作がおかしくなるので、2ミリ以上近づけないようにしました。ノギスでパッケージングを管理しなければいけないので、プラスチックナットの厚さをミリ単位で削って合わせたり、
ベースは、0.5ミリのアルミ板にして、厚さを稼いだり細かな対策をしてやっと回路高さ27ミリ以下にしました。

 

 

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