【L-RTK】F9Pの入出力信号をオシロで観察した<RTCM3が不規則に入ってくる>

スキー用のRTKシステムを検討してます。NTRIPサーバーからのにRTCM3入力とRTK結果の出力LOG(ucenter用フルLOG)の信号タイミングをオシロで観察しました。

※2021年1月追記
その後、F9PへのRTCM通信でNORTKになるトラブルが多いため、更に詳細に通信条件とNORTKの観察をしました。シリアルのデータの連続性が重要で、途切れるとNORTKになるので注意です。

【RTK2021】F9PへRTCM入力するシリアル波形をオシロで観察してみた<RTCMシリアル通信はまりやすい>

●SimpleRTK2lite単独での入出力観察
①UART1とUART2に1+5  UBX+NMEA+RTCMのフルLOG出力と
UART1にRTCM3を入力しています。すべて230400bpsです。

➁RTCM3の入力タイミングは、ランダムに入ってきて、出力とは関係なく受信されてますので、受信中に送信も行われてます。

 

●2個のF9Pを同時稼働させた場合の出力タイミングはどうなるのか
GPSのクロックに沿って出力されるなら同じタイミングになるはずだが
実測すると10-20msecずれたタイミングで出力されていた。

 

●NTRIP局の違いでRTCM3の違いはあるか
CQ出版のNTRIPサーバーは、毎回同じ波形となって送信されてきているが、RTK2GO経由だと不規則な長さで細切れで送信されてきます。
だいたい5秒に8-12回くらいですので、500msec周期くらいです。

●システムをどうするか
1個のマイコンで、RTCM3受信してF9Pに書き込みながら
F9Pの出力をLOGする動作をするには同時処理がはいってしまうので
RTCM3をバッファ処理してLOGをしてないときに送信するとかしないとできませんので、F9Pのタイミングに合わせるためには、NTRIpからRTCM3の入力とF9Pの出力は、別の方法で処理したほうがよいことが分かりました。
スキーRTKシステムで、NTRIPはM5STICKに担当させて、
LOG出力をBluertoothでF9Pが直接転送させる方法でやってみます。
課題は2ChのLOGをスマホ1台で230400bpsで受信できるかです。

※本記事から3年後 更にF9P出力とリアルタイム時間の比較をしました。結局、衛星電波受信後計算処理がお物で50-80msec後に出力が開始されます。しかも出力は同時でなく、USBが終わったら次にUART1という順で行われてますので、リアルタイムと出力受信タイミングは別物になります。そこで、別途F9PぼTIME PULSEから信号線1本マイコンに引き込まないと衛星電波とのリアルタイム同期ができません。

【RTK22】F9P出力タイミングのリアルタイムからの遅延測定<TimePulse出力重要>

 

カテゴリー: RTK

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