【パワーメーター】DownTube測定準備<ねじりブリッジ試作>

今まで、曲げブリッジを中心にひずみゲージを貼ってきたのですが、シートチューブとダウンチューブの分力測定ではねじりモーメントも大きいので、測定しないと挙動がわからないだろうと思います。
●ダウンチューブに入る力
ねじりモーメントと曲げモーメントですが、曲げが大きそうです。



●ねじりモーメントの測定
ひずみ測定のゲージの貼り方は、

http://www.kyowa-ei.com/jpn/download/technical/notes/bridge/pdf_index_001.pdf


と解説は、ここにあります。
http://www.kyowa-ei.com/jpn/technical/notes/measurement/axis.html

 

●ねじりゲージブリッジテスト
初めて組むブリッジなので、いきなりフレームに貼らないで
プラスチックのパイプ’(掃除機のパイプ)に貼ってみました。

 

①位置決めの仕方
45度で対辺で十字に交差したペアを周長にわたって組みます。
円周まわりの剪断力を引っ張りー圧縮で受けるために45度に貼ります。ノギスで外径を測定して周長を4等分した線をメンディングテープに引いて、4等分点から45度の線も引いておきます。
それをパイプに直角に貼ります。



これに沿って、中華ゲージ貼りました。
位置決めが複雑なので、スコッチテープにゲージを貼ってから位置を合わせて貼って、瞬間接着剤を一滴たらして指で押さえて10秒ほどしたら、スコッチテープを剥がします。スコッチテープは直ぐ剥がさないとゲージにくっついてしまって剥がれなくなりますので、圧着が終わったら即剥がすのがこつです。

 


これを円周4箇所に貼っていきます。
ゲージの向きが難しくて、隣合うゲージは、ハの字になっている必要があります。



こうなっていれば、対辺同士は直交関係になります。


ブリッジができたのですが、回路が手頃なのが無かったので
HX711を2個使ったNucleo L432KCで基板を組立ててます。
ねじりと曲げを同時に測定してみます。

●以後
テスト用パイプでねじりと曲げを試験して、大丈夫な用なら
ダウンチューブとシートチューブに貼って、各チューブの分力測定をしてきます。クランクにも貼って、ねじりモーメントが得られるかテストしていきます。中華ゲージたくさん使いますので更に仕入れておきます。安いと言っても1枚百円ですので、失敗ばかりしているともったいないです。

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