【RTK23】回転治具でBNO055とRTK Heading角基礎実験その0<角度合わせ>

BNO055基礎実験しないでいきなりスキー計測したので、精度の考察ができない状態です。
まず、サンプリング時間の同期精度をGPSのTimePulse割り込みでプログラム上でBNOのサンプリング時刻とRTKのitow時間を合わせました。ぴったりでなく6-8msecずれてますが、時系列グラフでプロットしているのでmsec単位で正確です。
●回転治具は昔のロードバイクの高級ホイール(1本10万円近い)にRTK MOVINGBASEアンテナ2個とシステム、BNO055とバッテリーを搭載して軸固定で、手で回します。
振れが2ミリ以内と高精度な円運動測定できます。見晴らしの良い屋外でしか使えません。

●BNO055の初期キャリブレーション値は相対方位角度

電源オンでBNOの最初に表示される値は360度か1度未満の値です。

RTK Heading角だと北が0度(360度)で右回りで0-360度表現です。
八の字キャリブレーションできない場合はBNOの初期値のまま測定することになって
方位角に合わせないと比較できません。

●EXCELで角度変換方法検討
生データでは、位相が違って見えるのですが、プログラム上時刻同期はmsecでばっちり合わせてあるので、初期値の違いだけでこのようなグラフに見えるだけです。
これをみれば、BNOのグラフを下に平行移動してHeading角にあわせたくなります。
そこで平行移動すると、マイナス部分(赤四角)が発生するので、そこだけ360度プラスして移動させます。部分的に360度移動しても大丈夫かというと、円周1周するだけで数値がちがっても方位は同じになる原理です。YAHOO知恵袋に感謝
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10274680095

赤矢印の変換は、EXCELで、セル式 =if(セル<0,セル+360,セル)とやるだけです。

●精度はどうか
拡大してみると結構ずれていて最大10度くらい、RTKのHeading角よりずれてます。
BNOの波形のほうが綺麗なので、RTKのHeading角が正確なのか疑いたくなりますが、
BNOは、フィルター処理しまっくっているのできれいにみえるのだとおもいます。
RTKのほうが実態を表しているとおもいますが、以後の実験で更に検証してみます。

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