【8月12日19時】TJAR2022現在位置確認<望月選手ゴールインタビュー良かった>

日本一過酷な山岳レースTJARのスタートが本日零時にスタートしました。
信州MAKARESでは、超人達の技と体力をみられるこのレースを毎回楽しみにしております。
自分が登山したコースを彼らは、私より約5倍速い速度で駆け抜けていきます。
私が30歳台であっても、1か月くらいかかるコースを5日から8日で踏破するのですから、
クレージーとしかいいようがありません。24時間移動し続けるので、山岳行動のプロでないと
危ないです。とにかく、凄いと表現する以外にないです。
◎望月選手ゴール後のインタビュー 泣けてきた
絶不調の中「自分との闘い」にめざめて完走して4位になった。爽やかな笑顔で話す姿に泣けてきた
3回ほどリタイヤしようと思ったそうだから、今までとは全然違う苦しさがあったそうです。
お顔をみていると、5日間の疲労が感じられないお話しぶりで凄いタフさを感じました。

 

 

●選手の位置履歴(㉑望月選手にフォーカスした履歴です
19)8月12日祝う望月選手4位GOAL5日19時間20分(未確認)でした。レジェンドです。
18)8月11日土井選手新記録18時05分37秒でゴール(未確認)
17)8月11日12:00=>土井選手4日間23時間52分破れるか
16)8月11日5:20=>望月選手猛追してます。南アルプス後半
15)8月10日21:00=>南アルプスで大休止、全体が休憩気味
14)8月10日12:00=>望月選手南アルプスで追い上げ、仮眠作戦成功
13)8月9日21:20=>望月選手駒ケ根入口で仮眠、南アルプスへの作戦か?
12)8月9日18:00=>望月選手5-6位でじりじりと上げてきてます。
11)8月9日14:00=>望月選手6-7位5位に迫ってます。
10)8月9日12:00=>望月選手6位で木曽駒ケ岳通過
9)8月9日09:00=>望月選手9位まで追い上げ@木曽駒登山口
8)8月9日06:00=>望月選手10位@藪原国道19号
7)8月9日02:00=>望月選手10位@境峠上り
6)8月9日01:00=>望月選手11位、4時間仮眠から起床,@奈川村小中学校
5)8月8日22:00=>望月選手10位、速度低下、仮眠にはいる@奈川村小中学校
4)8月8日19:00=>望月選手8位
3)8月8日16:00=>望月選手5位
2)8月8日13:00=>望月選手4位
1)8月7日18:00=>望月選手3位

0)竹内選手リタイア

●TJARとは
https://www.tjar.jp/2022/about/index.html

日本海/富山湾から太平洋/駿河湾までその距離およそ415Km。

北アルプスから中央アルプス、そして南アルプスを、自身の足のみで8日間以内に踏破する

 

●選考試験が超難関
選考試験をうけることができるだけでも、凄い人です。例年は、選考試験通過者が多いので
抽選で、参加資格を得るのですが、今年は選考通過者が30人だったので抽選なしでした。

●ゼッケン21番 望月将悟選手とは、(NHKの番組とか、メディアで有名な方ですが、本物です)
https://www.facebook.com/209247919169914/posts/pfbid0Cns6EKxH7EpgxreLVm9EcsFfd5g9Pa6EeaBDkzTBq3ssiMjmYg5GFsEXG89NKEuol/

2018年のTJARで一度引退されて、今回、再度初心に戻って、完走をめざされるそうです。
TJARのレジェンドです。

●ルールが厳しくなった(タイムは出ない方向)
2018年の時は、望月選手だけ、山小屋補給なしで、自分の食料を背負って、サバイバル条件で
参加したため優勝を逃してしまいました。その時は、私は、山小屋無補給と補給有りでクラスを分けないと
条件が違いすぎると記事を書いて主張しました。

2018TJARの感想記事
【コト作り】超人レースTJARに見た荷物と補給の大差<の食事差が大きいと思う>

【コト作り】超人レースTJARに見る人間の体力の限界の管理<結論は食事と栄養バランス>

私の指摘もあってか?ルール変更されて、2020年から山小屋無補給となりました。
https://www.tjar.jp/2020/info/TJAR2022%E8%A6%81%E9%A0%85.pdf

山小屋 北アルプス:早月小屋~明神館、中央アルプス:玉の窪山荘~駒峰ヒュッテ、南アルプス:

 仙丈小屋~横窪沢小屋その他コース近傍にある山小屋 での食事、食料 等の 購入は 不可 とする。

 ただし水のみ購入可。

現在の山小屋の食事が栄養価が高く、自炊では、得られない栄養を補給できるので、体力的に有利になります。
そこで、全員が山小屋で食事をとれないルールにすると思い切ったルール変更となりました。
これについては、専門家のいろいろな記事がありますが、Numbersの記事がまとまってます。
https://number.bunshun.jp/articles/-/844651

 

●今の選手の位置
GPSトラッキングで、常時選手の位置がわかります。
https://ibuki.run/ev/8962784157632477979/map

現在は7日の18:00TOPは、黒部五郎岳まできてます。望月選手3番手です。
1番の土井陵選手は、大阪市の消防士さんです。望月さんは、静岡の消防士さんです。
消防士という職業は、心身ともに並外れた才能の持ち主でないと務まらない職業ですが、その中から
えりすぐりのエリート様だと思います。昔スキー場でご一緒した消防士の方も、スポーツ万能でなんでも大好きと
おしゃってました。スポーツ万能というのは、うらやましいですね。

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※追記 2022年8月8日13:02
土井選手は、木曽国道抜けて駒ケ岳上りにかかろうとしてます。2位の14番木村さんが奈川度ダムに到着してませんので、44km以上の差があいてます。ロードで時速15kmhで走ったとしても3時間以上の差がついてますが、未だ勝負は見えません。

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※2022年8月8日16:00順位確認

⑫土井選手ー⑭木村選手ー⑲吉川選手ー①石尾選手ー㉑望月選手
先頭の土井選手が木曽駒の中腹を登ってます。二位の木村選手が境峠にたどりつく手前です。
距離として、33kmくらい離れてます。13時に44kmあったのですが、登山路に入って、距離差が縮んでいます。望月選手は、5位ですが16時に国道158号に合流してから、10数分で4kmくらい進んでますので、多分ランしていると思います。4位のゼッケン1番の石尾選手まで7kmくらい離されているので、それを取り返しに来ていると思います。境峠までに、3位に追いつくことを期待してます。

※2022年8月8日19:00
⑫土井選手ー⑭木村選手ー⑲吉川選手ー①石尾選手ー⑥貝瀬選手ー②野寄選手ー㉓井出選手ー㉑望月選手
5-4位は団子状態で、6位、7位も数km離れてます。望月選手のトレースが間が長いので、ランしている
と思いますので、数Kmの差は、すぐ埋まると思います。境峠までの上りがきついのですが、境峠まで頑張れば
5位につけることは可能だと思います。
トップは、木曽駒頂上に到着しました。

*

※2022年8月8日22:00
望月選手、3時間で8km程度しか進んでません、測位情報がおかしいのか、ご本人に異変があったとしか考えれられません。もし、位置情報が正確なら、完走をめざすと言われていたので、完走が大変な体調だったと推測します。しかし、常人からみれば、この状態でも、とてつもない超人ですので、望月選手のトレースは、ずっと追い続けていきます。それより、怪我、後遺症が残るような無理は避けていただきたいと思います。
TJARは、過酷すぎるので、長年やっていると体を壊すのではないかと心配してます。

⑫土井選手ー⑭木村選手ー⑲吉川選手ー①石尾選手ー㉓井出選手ー②野寄選手ー⑥貝瀬選手ー⑧大畑選手
ー⑮林田選手ー㉑望月選手ー③保田選手が迫ってます。

 

*

 

※2022年8月9日1:00 4時間の仮眠から復活
望月選手 奈川村小中学校付近で仮眠しているようです。現在まで4時間くらい位置が変わりません。
4時間寝ていても、順位は、11位と1個しか遅れてませんので、後続を随分引き離していたということです。
1時ちょうどから、動きがでたので、起床したのかもしれません。望月選手の仮眠での体調回復を祈るばかりです。実は、私も3時間仮眠してました、66歳ですので、不眠徹夜は無理です。3時間おきにトレースを追っていきたいと思います
●仮眠から出発して復活した記録
①0:39時点では、4時間1分仮眠

②GPSに動きが出た時間が1:00丁度に出発したみたいです。


③10分後の1:12には、⑦佐藤選手を抜いて10位浮上。


トップの土井選手も1時間半ほど仮眠中してからスタートしました。
2位の木村選手も木曽駒上り途中で、1時間仮眠している感じです。
8月9日1時順位
⑫土井選手ー⑭木村選手ー⑲吉川選手ー①石尾選手ー②野寄選手ー⑥貝瀬選手ー⑧大畑選手ー㉓井出選手

ー⑮林田選手ー③保田選手ー㉑望月選手ー⑦佐藤選手 4時間仮眠しても順位11位でした。

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※2022年8月9日 2:00 ㉑望月選手10位に復活
奈川村小中学校から境峠まで、8ー9km時速7-8kmで走ってます。
③保田選手を抜いて、⑮林田選手を追ってます。境峠下りで抜けると思います。

*

※2022年8月9日 6:00 望月選手5時間で24km歩いて藪原国道19号合流
望月選手仮眠から境峠上りまで元気だったのですが、下りで勢いが出ませんでした。平均速度約5kmhです。
前の⑮林田選手が逃げて2人抜きました、さらに㉓井出選が仮眠後追い上げて5位に食い込んでます。
望月選手に追われた選手が必死で逃げるというパターンです。
藪原から木曽駒登山口まで13km間に7人の選手が居ます。
8月9日6:00順位 3人が逃げて、7人が追う形勢

⑫土井選手ー⑭木村選手ー⑲吉川選手ー①石尾選手ー㉓井出選手ー⑧大畑選手ー⑮林田選手ー②野寄選手
ー⑥貝瀬選手ー㉑望月選手ー③保田選手ー⑦佐藤選手 望月選手10位維持してます。

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※2022年8月9日 9:00 望月選手9位
藪原からがんばって、集団に追いつきました。林田選手について歩いてます。
木曽駒登山口から中央アルプスで、密集して7人いますので、追い抜きを期待します。

1位の土井選手がダントツで、もうすぐ一ノ瀬に到着します。
8月9日9時順位
⑫土井選手ー⑭木村選手ー⑲吉川選手ー①石尾選手ー㉓井出選手ー②野寄選手ー⑥貝瀬選手ー⑮林田選手
ー㉑望月選手ー⑧大畑選手ー③保田選手ー⑦佐藤選手 望月選手9位。

※2022年8月9日12:15 スパートして6位
上りで、7位まであげたのですが、玉の窪小屋手前で休憩をとったので、9位まで戻りました。
休み休み無理をしないように管理されている様子がうかがえます。
11:30~11:50ごろ ㉑望月選手8-9位駒ケ岳手前で休憩中

ところが、12:15には、一気に抜き返しました。

8月9日12時順位
⑫土井選手ー⑭木村選手ー⑲吉川選手ー①石尾選手ー㉓井出選手ー㉑望月選手ー②野寄選手
ー⑥貝瀬選手ー⑮林田選手ー⑧大畑選手ー③保田選手ー⑦佐藤選手

 

●2022年8月9日14:11  5位に迫ってます。
上位集団(2-5位)が見えてきました。5位井出選手は、同年代の選手です。
若い②野寄選手と一緒に追い上げてきました。

8月9日14時順位
⑫土井選手ー⑭木村選手ー⑲吉川選手ー①石尾選手ー㉓井出選手ー②野寄選手ー㉑望月選手
ー⑥貝瀬選手ー⑮林田選手ー③保田選手ー⑧大畑選手
トップ⑫の土井選手が1枚の地図で集団と一緒に見えるまでになりました。一ノ瀬での1時間に休憩分
後続が近づいています。

●2022年8月9日18:00  5ー6位で上げてきてます。
中央アルプス下山して、駒ケ根市に入るところです。
南アルプスで、望月選手がどう動くかが楽しみです。

 

8月9日18時順位
⑫土井選手ー⑭木村選手ー⑲吉川選手ー①石尾選手ー㉓井出選手ー㉑望月選手ー②野寄選手
ー⑥貝瀬選手ー⑮林田選手ー③保田選手ー⑧大畑選手

 

※8月9日21:20 望月選手駒ケ根入口で、仮眠に入る
藪原でも1時間くらい仮眠をとってから、木曽駒までスパートかけましたが、周期的に1時間程度の休憩を
とられてます。おそらく作戦なのだと思います。
8月9日21時順位
⑫土井選手ー⑭木村選手ー⑲吉川選手ー①石尾選手ー㉓井出選手ー②野寄選手ー⑥貝瀬選手
ー㉑望月選手ー⑮林田選手ー③保田選手ー⑧大畑選手

※8月10日12時  望月選手南アルプスで追い上げ始まりました。
1枚の地図にすっぽり収まるような大混戦となってます。

●2022年8月10日21:00 4位で休憩中
 全体が、休憩しているのか歩みが鈍化してます。疲労の極限に来ているのでしょうか
⑫土井選手ー⑭木村選手ー①石尾選手ー⑲吉川選手ー㉓井出選手ー㉑望月選手ー②野寄選手
ー⑥貝瀬選手ー⑧大畑選手ー⑮林田選手

●2022年8月11日5:20ごろから猛追してます3-4
望月選手休憩からスタートして、3-4位でトップを猛追してます。

8月11日5:20順位

⑫土井選手ー①石尾選手ー⑭木村選手ー㉑望月選手ー⑥貝瀬選手ー⑲吉川選手ー㉓井出選手ー②野寄選手ーダンゴ状態

※8月11日12:00 土井選手優勝確率高い、歴代記録更新なるか
望月選手は1位は無理っぽいですが、上位は確実です。
土井選手が望月選手の記録4日間23時間52分を更新できるかが注目です。
⑫土井選手ー①石尾選手ー⑭木村選手ー㉑望月選手ー⑲吉川選手ー⑥貝瀬選手ー㉓井出選手ー②野寄選手ーダンゴ状態

※8月11日18:05:37に到着か  土井選手一位でゴールしました。
未だ、TJARの公式発表がないのですが、GPS結果から時刻を推定しました。
望月選手の4日間23時間52分を更新したのは、間違いないと思います。
しかも、山小屋無補給の新ルールでの新記録は、新しい時代を感じさせます。
望月選手は、4位で健在ですので、ご自分の記録更新を願ってます。

 

●8月12日19時20分 望月選手4位でGOAL 見事な完走でした。
完走おめでとうございます。4年のブランクでも3位で完走できました。
一度引退された方が、まだまだ現役には、負けない意地を見せていただきました。
戦い方は、知的でした。休養と仮眠を十分とりながら、走れる範囲で効率よく順位をあげていきました。
初戦から、TOPを狙ってなかったと思います。自分との闘いだったと思います。
私も望月選手のペースの管理方法を見習った生き方をしたいと思いました。

●若者でなく30後半~40歳台が平均です。

出発前の選手紹介動画

体力と回復力なら20歳前半が有利なのですが、このレースでは、30歳から40歳台が強いです。
登山の経験とスキルがものを言うレースだということだと思います。
今回望月選手は、44歳と年齢の高い選手層になってきましたが、完走をめざすとおっしゃってましたが
多分、内に秘めた闘志がみられると思います。
各選手にプロファイルはこちらのリンクにあります。
https://ibuki.run/ev/8962784157632477979/t/15/

●8日から13日は、寝られません。
  暇な人でないとトラッキングを頻繁におえませんが、私は暇なので、観させていただきます。
TOPばかりでなく、びりでリタイアに追われている方もスーパーマンだと思うので、応援したいです。

最高齢竹内選手 リタイア
双六小屋で、上高地関門8月9日8:00に間に合わないと判断されてリタイアされました。
しかし、帰り道を双六小屋から、鏡平小屋を通って、新穂高まで下りましたが、
9日朝から下って、昼には、新穂高に到着されてます。これは、普通の登山者より速いです。
リタイアするほど体力が落ちているのに、普通の登山者以上に早く歩けるというのは驚異的です。
私が66歳で、登山は、もうできない体力になってしまったのですが、62歳で、私の30代くらいの
体力をお持ちでいらっしゃるのは凄いと思います。

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