【L-RTK】長野市でALES基準局測位<ソフトバンクのマウントポイント網モニター>

長野市へ出かけたついでに、ALESマウントポイントRTCM31と松本市のJP_BIZSTATIONとの精度比較してみました。
マウントポイントは、商用サービスで使われるようです。こちらに解説記事ありました。感謝です。
https://blog.misatowater.com/entry/tech/ntrip/basic

※2022年6月13日追記 「基準局の精度の評価方法を見直しました」
ここ2年ほどは、ucenterのhaccが1cmFIXになる基準局を良しと評価してましたが、これでは、統計的に本当か判断できないので、新たに基準局からの基線長を測定してログして、平均、3シグマを計算する評価方法へ変更しました。ここ2年F9Pの使い方に慣れてなかった点が反省です。基線長解析は下記記事でご覧ください。
そんなに難しくはありませんが、バイナリーデータを実数データに変更するTOOLを使います。
基準局のアンテナの設置状態で、精度は大きく変わるので、距離以外にも精度要因があります。

【RTK22】2kmと51km基準局での基線長ばらつき精度比較<ubx-csv変換TOOL公開>

※2021年4月追記
4月1日から本契約しました。月3千円x12か月契約です。月3千円分遊べるかアイデアを考えてます。自動車にMB1CHセット搭載して、長野市まで外出しました。
アンテナは、フロント窓下に左右55cm間隔でガムテープで固定した状態です。
衛星電波途切れ:トンネルと山間部で谷間だと寸断します。
携帯電波の途切れ:山間部の民家の少ない地域だと携帯電波が途切れて、RTK無になります。
衛星電波の途切れより携帯電波の途切れのほうが多かったです。大町から松本市までの50k区間は、大町で接続したマウントポイントで14mm精度で松本市街地まで
使えました、さすがに松本城までいくと30mm精度まで落ちましたが、松本城でマウントポイントを更新すると松本市内15km範囲は14mmでFIXしてます。
20mm以下の精度が欲しい場合は、ALESは必要ですが、50㎜程度でもよいなら、100km以内の善意の基準局で間に合います。

【RTK21】ALES基準局からの距離と精度実験<50km内なら1cmなのでAles解約>

※2

021年3月追記
1年後 本サービスが開始されたので、再度デモIDをお借りしてスキー場で測定して滑走中でも安定していれば15ミリ精度で測定できました。4月から本契約します。

【RTK2021】フィールド(コルチナスキー場)測定1回目備忘録<何とか測定できた>

 

●結果
 やはり、松本のJP_BIZSTATIONから75km程度離れているので、2DAcc2cmでしたが、ソフトバンクALES RTCM31では1cmと倍の精度がでました。10km圏内を網羅しているので、精度はいいことがわかりました。1cmと2cmで大差ないとおもうかもしれませんが、静止状態の場合なので動的になると計算速度が重要なので、収束しやすい基準局のRTCMデータがあればF9Pの計算時間が短くなるので、破綻が少なく動的な測位精度の差は、もっとつくと想定してます。

●ソフトバンク ALES社のマウントポイントを調べた
ucenterの Reciever->NtripClient・・->Mout point detailをみてみると

RTCM31は、RTCM3.1フォーマットでGPS+GLOのみ
RTCM32MSM4は、GPS+GLO+QZS+BDS
RTCM32MSM5,7は、GPS+GLO+QZS+BDSですが、フォーマットが多いです。
RTCMのセンテンスの解説は、広島大学の高橋先生のHPにありました。
https://s-taka.org/emlid-reach-and-rtklib-interoperability/

 

基準局の緯度経度ですが、

東京都港区東新橋1丁目10−2

ソフトバンクの地域の基準局からデータを東京のntripサーバーに集めてあるのだと思います。

●以後

  3月末からARAIスキー場に行って、測定をいろいろするので、ESP32のプログラムにALESの仮想マウントポイントを書き換えたり作業があるので、今週は、LUNCHBOX RTK リニューアルをしていきます。

カテゴリー: RTK

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